Home 株で儲かる方法とは&儲ける方法とは

NextJ株サイトとは

 株で儲かる方法、株で儲ける方法。こういう情報は、誰でも知りたいですね。
 でも、株で儲かる方法(株で儲ける方法)、不労所得を得る方法は、日本の学校では教えてくれません。不労所得を得るということは、人生を豊かにする一つの方法なのですが、日本では、働かずに儲ける、不労所得を得ることは悪いことであると考えている人が多いようです。欧米ではこのような考えはありません。
 簡単に株で稼ぐ方法や、株で儲ける方法、株で儲かる方法に関する本は、いろいろ出版されています。しかし、こういう会社は成長するから株価が上昇するとか、1株あたりの資産が多いからお買い得であるといったことを記した本は多いのですが、実際の株式取引に関して儲かる方法、儲ける方法等、実践的な株式取引について書いた本はあまり見かけません。
 NextJ株サイトは、株初心者(素人)でも株で儲かる方法、株で儲ける方法について著者の経験に基づき書いているサイトです。儲ける方法を○○円で教えますというサイトではありません。株取引に関するノウハウを無料で提供しています。
 著者自身が実践して儲けている方法であり、次の儲けにつながるように経験したこと等を記録しています。また、当サイトでは国内外の株式市場や為替相場の情報(Market)等、株式トレードに必要な情報も掲載しています。
 株取引はギャンブルではありません。株はある程度の運用資金を持っている人であれば、ちょっとしたコツで儲けることができます。

株で儲けていますか

 儲けていますか? 稼いでいますか?
 働かなくても株で稼ぐことができる、簡単に儲かる、あるいは儲けることができるという話を聞き、誰もが株に手を出しています。
 初めは、株でどうやれば儲かるのかわからないため、市販の株式に関する本を買ったり、ホームページを見て株式トレード(取引)について勉強します。しかし、実のところ本を読んで株の勉強しても稼いだり、儲けることはできません。実際の株価の値動きは本に記載してある稼ぎ方や儲け方とは違います。
 なかには「株で損をしない方法」を〇万円(〇千円)で教えますという詐欺のようなサイトもあります。(お金を振り込むと「株をやめなさい」と書かれたものが送られてくるそうです。ある意味、的を得た回答であるといえますが、決してお金を振り込んではいけません。)
 初心者が行う株式トレード(取引)は、時には儲かることもありますが、それはギャンブルと同じで運がよかっただけで、また儲かるとは限りません。
 多くの人は、株式トレードをギャンブルと同じような扱いで行っています。これでは儲かるよりも、結果として損することになります。
 楽して儲けようと思い株式トレードを始めたけれど損をしてしまった。損失を穴埋めしようと、再度、株式トレードをやったけれど、さらに損失が大きくなった。以前の私がそうでした。
 このように、株式トレードの素人(初心者)のほとんどは損しています。一時より個人投資家の株式売買高が減っているということは、損して株式市場から退場している人が多いということを示しています。
 当たり前のことですが、株式市場では、百戦錬磨のプロと同じ土俵で株式トレードを行うことになります。
 株式市場では、損する人がいるから、儲かる人がいるのです。もちろんプロは儲けています。どの世界でもプロと素人が対戦すれば、プロが勝ちます。株式市場も同じです。ただし、プロは毎回勝っているのではなく、負けるよりも勝つ方が多いため、トータルで儲けているのです。
 では、初心者は株で儲けることはできないのでしょうか。かつての株初心者であった私では、決して儲けることはできないし、実際には儲けるどころか大損してしまいました。
 しかし今は違います。初心者も株式市場で勝つことができると断言できます。プロと同様に、負ける可能性が低い、もっと言えば負けない株式トレードを行えばよいのです。
 では、どうすれば負けない株式トレードができるのでしょうか。
 当サイトは、株式トレードで儲ける&儲かるために必要な情報を著者の実践をもとに記録しているサイトです。ここで紹介する株で儲かる・儲ける方法は無料です。情報料として〇千円(〇万円)いただきますというサイトではありません。株で儲けたい、株で儲かる方法を知りたい方、株に興味のある方は、参考にどうぞ。

株で、いくら稼ぎたいの?いくら儲けたいの?

 あなたは、株でいくら儲けたいのですか?
 こういう質問をすると、多くの人は、「儲けるだけ儲けたい」、「できるだけ儲けたい」と答えるでしょう。

 はっきりいいます。こういう考えの人は、株で大損をします。
 私が初めて株をやり始めたときの考えがこういうものでした。初めは大当たり。その後、大損しました。
 なぜなのか? なぜ損をしたのか?
 結論からいうと、安易に買った株の株価が下落傾向になっているのに、株取引を止めなかったからです。
 損をしてもよいので、株取引を止めることを損切り(そんぎり)といいます。私は損切りしなかったから、大損してしまいました。

 では、どうすればよかっかのでしょうか? どうすれば、このようなことが回避できたのでしょうか。
 まずは、しっかりと企業研究をしていなかったこと。そして、株取引の前に、株で「月額○○円儲けよう」という目標を持っていなかったことが挙げられます。
 「できるだけ儲けたい」という考えでは、上昇相場のときは、もっと上昇するだろうと考え、利益確定売りをしません。しかし、株価は上昇すれば、いずれは下降します。上昇と下降の繰り返しです。
 売りのタイミングを逸してしまい、下降相場であっても、いずれは株が上昇するだろうと、独善的な考えで株を持ち続けたことが原因です。

 では、目標を持っていたならば、どうだったでしょう。
 株価が目標額に達したところで、直ぐに利益確定売りしていたでしょう。もしかしたら、もっと上昇するかもしれないという思いは、そこにはありません。
 また、その後に、同じ株を再度購入したとしても、下降したある程度のところで損切りしていたでしょう。
 結果としては、悪くても、得することもなく、損をすることもない、プレスマイナス0円だったでしょう。
 あらかじめ儲ける額を決める。目標を持つということが株で儲けるためには必要です。

 仮に目標額が年間約50万円の場合は、月4万円儲けることが目標になります。1日当たりの儲けの目標額は2千円です。1日2千円程度の儲けで売り買いすると、投資額によっては手数料によって損をするため、実際には5日(1週間)で1万円を儲ければよいという考えの株取引になります。

 ここで、目標額、月4万円という金額は、少ないと感じるでしょうか。それとも、これで十分と感じるでしょうか。
 株価上昇率が週に1%とした場合、元手は1万円÷0.01=100万円、運用資金は最低でも100万円必要になります。しかし、株取引はリスクを伴うため、持ち金全額を投資することは危険です。このため、実際に月4万円を確実に儲けるためには、持ち金は最低300万円から400万円必要になります。
 この株取引に必要な運用資金については、別途、説明します。

 話を戻しますが、月4万円儲けるという目標を決めておけば、それに見合う利益が出た場合、利益確定売りするし、株価が損失に向かっている場合は、損切りすることで、損失額を減らすことができます。
 「月額○○円儲ける」という目標を決めている人は、損をすることなく、株で儲けることができるのです。

株トレードの心構え

 株を買うとき、もし買った直後に下がったらどうしようかという恐怖心が働き、なかなか株を購入する決心が付かないものです。そのうちどんどん株価が上昇し、上昇を見届けてから購入すると、その直後から株価が暴落(値下がり)するということが多々あります。
 株を購入するときは、常に株価が下がったらどうしようと思うものです。
 株が下がり損をするという恐怖心によって、株を購入する決心が付かず、そのうち上昇に転じて購入時期を逃すということがあります。
 株を購入するときは、このような恐怖心により、なかなか購入する決心が付かないものです。
 人は、このような恐怖心に打ち勝つことができなかったということを忘れて、あの時、この価格で買っておけば、これだけ儲けることができたのにと思ったりするものです。
 株を購入するには、自分自身の恐怖心に打ち勝たなければなりません。
 そうはいっても、株を購入しなければ、株で儲けることができません。
 宝くじに当選したければ、まずは宝くじを購入しなければならないのと同じです。
 ここで私が株をはじめたころのことを述べます。

 私は、小遣いがほしい、簡単にお金を儲けたいという理由で、株をやり始めました。買った株が、たまたま、ちょっと利益が出たため、もしかしたら株で簡単に稼げるではないかと思い、さらにお金をつぎ込んで株を購入すると、今度はあっという間に株価が下落。心のなかでは、これは一時的な下落で、また直ぐに上がるだろうと、良い方に考えても、現実は株価は上昇せず、どんどん下落しました。
 いくらなんでも、そろそろ上がってもよいだろうと思っても、さらに株価は下がってしまう。
 損失額が怖くなり、これ以上我慢できないと思い、泣く泣く株を売った後に、株価が上昇に転じ、今度は、どんどん上昇。上昇し続ける株を見て、乗り遅れまいと株を買うと、今度はそこが天井で、買った値段から株価が下がり始め、結局のところ大損してしまいました。
 かつて私が経験したこのようなパターンは、株の初心者が陥る典型的なパターンです。
 このような売買は丁半博打と同じで、株をギャンブルのように扱っているため、大損する売買方法です。
 株で儲ける人は、決してこのようなギャンブル売買はしません。
 株式トレードはギャンブルではありません。
 株をギャンブルだと考えている人は(本人はそう思っていないのかも知れませんが)、次こそ儲かると考え、また同じ失敗を繰り返します。特に一度、株で儲けたことのある人ほど、このような心理に陥ってしまいます。(かつての私がそうでした。)

 一方、購入した株が上昇した場合は、どうでしょうか。
 もっと上昇するだろう、もっと儲けようという欲望から、なかなか売ることができないという心理状態に陥ります。そのうちに株価が暴落し、買った株価よりも安価になってしまったということがよくあります。

 現物株の株トレードで資産を増やす方法は、安い株を買い、購入価格よりもある程度高いときに売れば儲かるという単純な仕組みです。
 しかし、人はこの単純なことができず、株で損をする人が大勢います。
 何度も言いますが、人には恐怖心と欲望が存在します。
 株トレードでは、恐怖心と欲望をコントロールできる人が資産を増やすことができるのです。
 では、株トレードで儲ける人はどのような人でしょうか。それを知るには、まず、株でなぜ損をするのかということを知る必要があります。
 一般に、株の売買で損をするのは、次の2つのパターンです。
 一つは、株の買った価格が高かった場合。もう一つは、売るタイミングを逃した場合です。
 ■ 買った価格が高かった場合
 株が上昇しているとき、今買うと上昇トレンドにのって儲かるという欲が出て、ついこのような株を購入しがちです。
 しかし、どこまで上昇するのかは、誰にも分かりません。買った価格が天井(これ以上、上がらない上限になったこと)かもしれません。実際に、購入のタイミングが天井であったというケースは良くあります。
 上昇前に購入した人は、利益確保のために、上昇トレンドのときに株を売ります。このような人が増えれば、株価は買いたい人よりも、売りたい人の方が多いため、上昇していた株が下がります。
 上昇トレンドの途中で株を購入した人は、買ったときの株価よりも手持ちの株価が下がり損をすることになります。
 ■ 売るタイミングを逃した場合
 株が上昇していれば、今売るよりも、もっと上昇してから売った方が得をするという欲が出ます。
 この欲があるがゆえに株で損をする人が大勢います。
 株は、売ることによって、はじめて利益がでます。もっと上昇すると思っているうちに、逆に下降トレンドになっても、それに気付かずに株を持ち続け、ついには購入価格よりも株価が低くなるということが生じます。
 売るタイミングを逃して、本来であれば利益が出るところが、逆に損をしてしまう。
 株価が買った価格よりも安くなると、株を売れば損が確定する、もしかしたらこれから上昇するのではないかという期待感から、売るタイミングを逃して、更に損失を大きくしてしまいます。

 何度もいうように、こういう株の売り買いは、ギャンブルと同じで、このような株の売買を行う人は株で儲けることはできません。
 株トレードはギャンブルではないのですから、買うタイミング、売るタイミングをルールに基づいて行うことが重要です。
 株を買うときや売るときに生じる恐怖心と欲望という心理的要素に打ち勝つ自制心を持つ人でないと株による資産運用は成功しません。
 株による資産運用は、安い株を見つける目と、あらかじめ決めた目標利益で売ることがポイントになります。
 そういう意味で、株トレードはパチンコや宝くじという自己の努力と無関係に勝ち負けが決まるギャンブルとは違い、株に対し勉強し、かつ自分自身の心をコントロールできる人が資産を増やすことができるのです。
 繰り返しますが、株トレードは、個別銘柄の株トレンドを熟知し、恐怖心を克服し、かつ欲望を捨てて、ルールに基づき売買すれば、誰でも儲けることができます。損をしたくなければ、決してギャンブルのような株取引をしてはいけません。

プロスペクト理論

 株式トレードでは、利益が出ているとすぐ売却して利益を確定し、逆に株価が下落して損が出ているときは、売却せずそのまま様子を見る傾向があります。
 実はこういった行動は、2002年にノーベル経済学賞をとったダニエル・カーネマンの「プロスペクト理論」で、人間は置かれている局面によっては合理的な判断ができず、感情的になってしまうとしていまうことが証明されています。
 買った株が値上がりしたので売ったら、その後さらに上昇して悔しい思いをしたとか、買った株が暴落し、放置したまま(塩漬け)になっているというのは、株式トレードの初心者が陥る典型的なパターンです。
 株式トレードでは「損切り(=株を購入した値段よりも安い値段で売ること)は早く、利は延ばせ」と言われています。損失が出たらできるだけ早く売り、利益が出たらすぐに売らずに売るタイミングを延ばせ、ということです。実際の取引では感情的になって損切りが遅れ、利食い(=利益を確定させる取引のこと)が早過ぎて、投資の効果が思うように上がらない状態になりがちです。
 また、株式トレードでは、株は買いよりも売りのほうが難しいと言われています。いろいろ研究し値上がりすることを期待して購入した株が値下がりした時点で売るには、自分が納得できる十分な理由付けがほしくなるからです。「損切りした後で株価が戻ったらどうしよう」といった心理になりますが、これもプロスペクト理論で説明することができます。

 株式トレードの失敗は、次のようになります。
■利食いは早すぎて、損切りは遅れる(儲けるよりも、損の方が大きい)。
■値上がりすると思って買った株が、値下がりすると売りづらい。

 これに対する対策は、次のようにすればよいといわれています。
■対策1: 取引ルールを数値化して実行する。
■対策2: 人のいうことを鵜呑みにしない。
■対策3: リスクを取り過ぎず、心をコントロールする。
■対策4: 逆指値注文を利用する。

 プロスペクト理論で証明されている株式トレード時の感情に負けないように心をコントロールすることが、損をせずに儲けることができる株式トレードにつながるのです。

実践しないと分からない

 上記では、株トレードの心理状態について書きましたが、これは実際にお金を使って株トレードをやってみないと分かりません。
 株価の推移をみて、「もし、あの時、この銘柄の株式を買っていたら儲かっていたのに」と思ったりします。
 これは株価の結果を見た後、知った後だから言えることです。実際にその時点では、株価が上昇するのか、下落するのか誰にも分かりません。分からないから、お金を使って株を買うという行為は、現実には怖くてできないものです。
 実際にお金を使って株式トレードを行った場合は、損をしたらどうしようと思い、なかなか買い注文を出すことができません。思い切って注文を出すと、今度は、損をしないかどうか、儲かっているのか気になります。下落した場合は、損切り(=株を購入した値段よりも安い値段で売ること)するかしないか、上昇した場合は、利益確定売りをするか持ち続けるか迷ってしまうことを経験します。
 こういう心理状態は、お金をかけるから体験することができます。お金をかけずに、ただこの価格で買おうとか、この価格で売ろうとかシミュレーションだけしていたのでは、株式トレードを経験したことにならないし、実践で勝つ(儲ける)ことはできません。
 株式トレードの初心者は、株式トレード独特の恐怖心と欲望に打ち勝つことが、なかなかできないものです。
 しかし、これを克服しなければ株式トレードで儲ける・稼ぐことはできません。
 負けない、儲けることができる株式トレードを学び、これを実践するためには、実際にお金を使って株式トレードを経験するしかありません。そして、株の売買時の恐怖心と欲望を制御することを学ばなければなりません。
 とはいえ、はじめは恐怖心と欲望をコントロールすることはできないものです。
 トレーニングの意味で、いきなり大金をかけて実践するのではなく、まずは、損をしてもよいという少額から、実践してみましょう。
 ただし、あくまでもトレーニングというスタンスで実行してみてください。そもそも少額な元手では稼ぐことはできません。メンタルトレーニング、そして普段から経済や株の値動きに興味を持つという訓練のために実行してみましょう。

逃げるが勝ち

 株式で儲ける極意。それは「逃げるが勝ち」といってもよいでしょう。
 安く買って、値上がりしたところで売る。大きく上昇して売ろうとせずに、そこそこ自分が欲している利益が出たところで売る。言わば勝ち逃げである。
 ここで欲を出すと売りそびれてしまう。時には自分が買った株価よりも低くなったりする。欲は禁物です。
 そこそこ儲けたら売ってしまう。その後、株価が下落するかもしれないし、さらに上昇するかもしれませんが、株を売って手じまいしましょう。儲かるチャンスを逃す手はありません。
 株を持っていること自体がリスクと考えれば、その株を早く売却した方がよいといえます。
 そのとき、株価が今よりも下がったならば、勝ち逃げで儲けたと思えばよいし、上がったならば、頭(利益)はくれてやったと思えばよいのです。

 買った価格から株価が下がった場合も、「逃げるが勝ち」という考えが重要です。
 損失が大きくならないうちに損切り(=株を購入した値段よりも安い値段で売ること)する。
 初心者は、上昇を期待してつい購入価格より下落した株式を売らずに持ってしまうものです。
 俗にいう「塩漬け」です。塩漬けされた株式は、その後、上昇するとは限りません。多くはどんどん下がって損失を増やすことになってしまいます。
 塩漬けしている間は、その株式に投資した金額は他の銘柄の株式トレードに使えないため死金になります。
 損失を増やすというリスクとともに、次の株式トレードにお金が使えないという面でも、塩漬けは問題です。
 損を小さくすること、早く逃げることが株式で儲ける秘訣です。

頭と尾っぽはくれてやれ

 株式を購入するタイミング、売る時のタイミングの極意として「頭と尾っぽはくれてやれ」という格言があります。
 株を購入する場合、最も良いタイミングは、株価が底をついた一番安値で購入することです。
 しかし、一番安いということは、後から知ることであり、株式トレードを行っている時点では、それが底なのかは判断がつきません。
 購入するタイミングは、必ずしも底値でなくて、「尾っぽはくれてやれ」という気構えで購入することが重要です。
 そうでないと、なかなか株式を購入する決心がつきません。その後、多少下がっても、「尾っぽはくれてやれ」と思って株を買えばよいのです。
 もし、自分の予想に反して下落が続いた場合は、損失を減らすために、損切り(=株を購入した値段よりも安い値段で売ること)するか、あるいはナンピン買いをするかという対応をとります。
 ナンピン買いは、その後、確実の上昇する場合のみ使うようにします。そうでなければ、損失が大きくならないうちに、損切りしてください。
 購入した株価が、上昇を始めた場合、次に売るタイミングが問題になります。天井で売れれば最も利益を上げることもできますが、天井も後から知ることになるため、基本は上昇途中で売ります。
 これだけ儲けたら売るというように、買ったその時に、売値を決めておくとよいでしょう。
 もっと儲けようと欲を出すと、売るタイミングを逃してしまいます。株式を売る場合は、「頭はくれてやれ」という気持ちで売りましょう。

手数料

 株式の売買は、証券会社を通じて行うことになります。このため、株を買った場合や売った場合には、証券会社に手数料を支払わなければなりません。株取引においては、株を買った場合の手数料と売った場合の手数料を、あらかじめ考えておく必要があります。
 手数料は、証券会社や売買の取引金額、取引形態(現物取引か、信用取引か、その日のみの定額か)等によって異なります。証券会社を選ぶには、自分の取引に合った証券会社を選ぶことが重要であり、手数料は証券会社選びの指標の一つであるといえます。
 株取引と手数料の注意点について、カブドットコムの現物取引(成行の場合)を例に説明します。
 カブドットコムでは、100万円より多く、1000万円以下までの現物株取引の手数料は1890円です。買いと売りを合わせると3780円(=1890円×2)になります。
 例えば、1株2000円の銘柄を1000株買う、すなわち1回の株取引が200万円とすると、株購入額の0.189%以上、株価が上昇しなければ利益を得ることができません。株価2004円で売った場合の利益は220円、株価2005円で売った場合の利益は1220円になります。ただし、この利益から、更に税金が差し引かれるため、実際に得る金額はもっと少なくなります。
 最低1000円以上は利益を上げたい場合、株価2000円が株価2005円以上にならないと利益を得ることができないということになります。
 このように株取引においては、手数料は結構馬鹿にならない額といえます。
 証券会社選びは、手数料を考慮し、自分の株取引にあった会社を選定することが重要です。

手数料を安くするには

 株取引では証券会社に支払う手数料がかかります。その額は方法や取引額によって異なります。
 株取引で利益をあげるためには、この手数料を考慮して取引する必要があります。
 手数料が安ければ、それだけ利益が増します。それゆえ、前記では証券会社選びは手数料を考慮して選定することが重要だと述べました。
 この手数料ですが、現物取引と信用取引では、同じ株数を購入するにも額が違います。信用取引はお金を借りて取引するのですが、株購入の直前では、「信用取引の手数料」<「現物取引の手数料」という関係にあります。
 200万円分の株式を、現物取引で買った場合と、信用取引で買った場合では、手数料は、現物取引よりも信用取引の方が安いということです。
 そこで、株の購入で手数料を安くするため、これを利用した次のような買い方があります。
 まずは、買いたい株を信用取引で手に入れます。
 その後すぐに、その株に相当する金額を証券会社に支払って、株を現物取引と同じように自分のものにします。(信用取引の場合、株は自分の所有物ではなく、証券会社のものになります)。これを品受け(現引き)といいます。
 信用取引と品受け(現引き)を使うことで、現物取引よりも安い手数料で株を買うことができます。
 信用取引ができる方は、手数料が安くなるこのような買い方もできます。

運用資金

 「株に10万円かけて儲けたい。」という相談を受けたことがあります。
 元金10万で儲ける?
 仮に上昇率1%とすると、儲けは10万円×0.01=1000円ですが、実際には売り買いの手数料500円程度がかかるため、手数料を差し引いた実際の儲けは500円になります。
 500円に満足できればよいのですが、株で儲けたいという人の多くは、「儲けは、たったこれだけなの?」と思うかもしれません。

 それでは、株式トレードを行うには、実際、どれだけお金を用意すればよいのでしょうか。
 株式トレードの利益(負債)は、投資額に比例します。したがって大きく利益を出すには、運用資金を多く持つ必要があります。ただし、運用資金を全て一度に投入することは失敗につながります。それこそギャンブルであり、大損してしまいます。素人が株で大損するのは、一度にすべての資金を使うからです。
 株式を購入するときと、株式を売却するときには、手数料がかかります。売り買いの手数料を差し引いて、それなりの利益を得るには、少なくとも200万円以上、できれば300万円以上投資する必要があります。
 仮に株価が1%上昇した場合に4万円の利益を得たいとしましょう。この場合、投資額は、4万円÷0.01=400万円必要になります(ただし、手数料や税金が引かれるため、もっと必要ですが)。これは、運よくうまくいった場合の投資額です。
 私が推奨する損をしない投資方法は、実際の投資額×3倍は、最低限、投資に使える資金として用意する必要があります。ということは、200万円で現物の株式トレードをする場合は元本として600万円を、300万円で株式トレードをする場合は900万円を最低限用意することになります。
 実際に200万円未満の投資額で得る利益はそれほど多くありません。誰もが儲けるために株式トレードを始めますが、投資資金が100万円程度しかないのであれば、得られる利益と株式トレードに割く時間(株式投資の勉強にかける時間)を考えると、割が合いません。運用額が小額の場合、株式トレードを実践しない方がよいでしょう。小額の資金の場合、儲けるという考えよりも、株式トレードの仕組みを覚えようという考えで実施するのであればよいでしょう。
 株式トレードで儲けようと思うならば、まずは最低600万円、できれば900万円以上運用資金を貯めてから行うとよいでしょう(現物取引の場合です)。
 くれぐれも運用可能額すべてを一度に投資しないように。株口座に900万円預けている場合は、一度の投資額は最大で300万円にしましょう。できれば100〜200万円程度にしましょう。
 投資額の3倍の資金を用意するようにいいましたが、さらにリスクを軽減し、確実に儲けるならば、このように投資額の4〜5倍以上の資金を用意してください。
 信用取引では、手持ち資金の約3倍取引することができます。少ない手持ち資金でも手持ち資金以上の株式トレードができます。追証があるため、信用取引で使える金額を全て投資することは無謀ですが、手持ち金額の2倍までと考えて株取引を行うことで、リスクを軽減することができます。
 資金が多いほど、ナンピン買いで平均購入額を低くするというテクニックを使うことができます。
 儲けることができる株式トレード、リスクの少ない株式トレードを実践するには、ある程度の資金が必要です。
 運用資金が多いほど、儲けも多くなるし、損をしない・失敗しない株式トレードができるのです。
 元資金が100万円程度しかない方は、株式トレードの勉強資金としてはよいですが、株で儲けることはできません。株で儲けたいのならば、もっと資金を貯めてから始めてください。

長期か短期か

 株式トレードではなく、企業業績に基づき株式を長期間保有する長期投資(トレードではなく投資という。)で資産運用を行っている人がいます。本来、株式による資産運用を行うということは、このような長期投資を行うことでした。
 「長期投資を行うことでした。」と過去形で書いたのは、株式で儲けるには、本に書いてあるような長期投資による資産運用は避けた方がよいということです。
 長期投資で儲けるためには、時間がかかります。それよりも、不祥事や経営判断ミス、外敵要因が原因で優良企業でも突然株価が下落し、時には上場廃止することがあります。
 私の失敗例をいいます。私は、短期投資は日々の株式の浮き沈みを気にするから運用が大変であるため、あるときから、長期投資目的で株式を保有しました。
 しかし、企業価値が上がると考えて投資した銘柄の株価が、どんどん下がって大損してしまいました。
 長期的な投資なので、ちょっと下がっても、しばらくすると上昇するであろうという期待感を持って、ロスカット(損切り)をせずに持ち続けましたが、株価が購入価格の20%くらいになってから、これ以上保有することは更なる損失になると思い、損切りしました。ちなみに、その株式は、その後、更に下がって、購入価格の10%以下になりました。
 株式の長期保有を推奨しているホームページがありますが、このように株で損をしたくなければ、株式の長期保有はやめた方がよいでしょう。大損しています。
 株式投資における最大のリスクは、株式を保有することだと私は思っています。株式を買ったその日の夕方に、その企業の業績悪化の情報が報道され、翌日は値が付かないほど下落してしまうことがあります。時には倒産することもあります。東証一部上場企業とはいえ、倒産しないという保証はありません。
 これに対し、買ったその日のうちに、売ることができれば株式保有のリスクを受けることはありません。
 そういう意味で、デイトレードは最もリスクの少ない資産運用方法であるといえます。
 しかし、デイトレードは、通常、職業を持っている人は行うことが困難です。本職があって、それとは別に資産運用のため株式トレードを行おうとするため、一般にデイトレードを行うには、あらかじめ取引価格を設定し、その価格になったときに自動的に取引できる自動取引で行うことになります。
 デイトレードが無理であれば、1週間程度を1つのサイクルと見て、株式トレードを行うことになります。私が行っている株式トレードはこれになります。
 配当を目的に株を買うという人もいますが、配当の権利日の翌日には、配当額相当分、株価が下落します。
 このような実態から、株式トレードは長期ではなく、できるだけ短期の相場で行うことが、損をしない、損を最小限に抑えることができる方法であるといえるでしょう。

銘柄選定

 株式トレードは、まず銘柄選定からはじめます。
 どの銘柄を選ぶかによって、儲かるのか、損をするのかが決まります。
 株式で儲けるには、上昇する可能性の高い株を、できるだけ安く買うことです。
 ただし、これには条件があります。株の売買高が高い銘柄でなければなりません。いくら安くて上昇しそうな銘柄でも、必要な株数が手に入らなければ意味がありません。また、売りたいときに直ぐに売れる売買高がないと、株を売りたくても売れません。
 このため、次の基準(テクニカル)で銘柄を選定するとよいでしょう。

■頻繁に取引されているか。(売買高が多い銘柄であること。)
 ある程度まとまった金額で買いたいけれども、取引額が少なければ、自分が考える金額で売り買いができません。
 例えば、3000株買いたいけれど、取引株数が200株では取引になりません。仮に2000株購入できたとしても、売りたいときに200株しか買い手がいなければ、売ることもできません。
 上場銘柄でも、取引がほとんどない銘柄もあります。まずは、売買高の多い銘柄を選ぶことが重要です。

■倒産等の危険がないか。
 上場廃止の危険のある銘柄は、絶対に避けましょう。一時、上場廃止前のライブドア株の取引で、株価が大きく乱高下し、少ない資金で大もうけした人もいたと思います。しかし、これはギャンブルで、たまたま儲けたといえるでしょう。
 上場廃止の危険のある銘柄は、株価も低いため、数円の値動きで大儲けすることができますが、このような銘柄への投資はやめましょう。

■株価のトレンドが、ある程度の周期で上昇・下降を繰り返しており、現在、過去最低価格に近い銘柄であること
 トレンドが上昇・下降という繰り返しパターンではなく、長期間下降し続けている(一貫して下降し続けている)銘柄は、どこまで下がるのか、どこで上昇に転じるのか判断できないため避けましょう。購入銘柄は、ある程度、上昇・下降の周期性があるものを選びましょう。

■株価が移動平均線より上の銘柄(順張りの場合)
 株価が上昇・下降を繰り返している銘柄で、かつ、最近、移動平均線より上になった銘柄(底から上昇に転じた銘柄)を買いましょう。
 順張りのため、このまま上昇トレンドにのることが重要です。
 逆に、移動平均線より下の場合は、売りです。

■下降トレンドで、過去最低価格に近づいている銘柄(逆張りの場合)
 株価が上昇・下降を繰り返している銘柄で、かつ、最近、最低の価格に近い銘柄を選定しましょう。
 最低に近いかどうかは、乖離率(=株価÷25日移動平均。+5%が天井。−5%が底)等を参考にするとよいでしょう。

■上記条件に合致し、現在の日足(ひあし)に下ひげが出ている銘柄(上ひげは×)
 あくまで目安ですが、日足に、長い下ひげが出ている銘柄は、次回上昇する可能性が高いといえます。
 反対に上ひげが出ている銘柄は下落する可能性が高いため、手を出さないようにしましょう。

ファンダメンタルかテクニカルか

 購入する株式銘柄を選定する場合、ファンダメンタルで選定するのか、テクニカルで選定するのかという基準があります。
 長期投資する人は、主にファンダメンタルで株式銘柄を選定しています。これに対して、デイトレードやスイングなどの短い期間で株式トレードを実践する人は、株価のトレンドを使って選定するテクニカルを用いています。
 ファンダメンタルでは、その株の危険性(リスク)と成長性についてチェックします。
 テクニカルでは、株価が上昇中なのか、暴落中なのか、あるいは天井なのか、底なのかを確認します。
 株価が天井か底かの確認には、株価の25日移動平均と株価から算出する乖離率(=株価÷25日移動平均)を使います。
 乖離率は、+5%と-5%が上昇トレンドと下降トレンドの境目(天井と底の境目)となる傾向にあります。もし、乖離率が+5%を上回っているならば、株式は買われすぎで、今後、暴落する可能性が高いといえます。
 株価が底であれば、日足のひげの状態(下ひげが出ていれば、翌日は上昇する可能性が高い)を確認するのもよいでしょう。
 テクニカル手法では、株価のトレンドの他に、売買高も確認します。自分が買いたい株式数が購入できるのか、売りたいときに売れるくらい取引が行われているのかを見極めて、取引するか否かを決めます。
 ファンダメンタルかテクニカルか。デイトレードやスイングトレード等、長期保有でない場合はテクニカルによる株式トレードになります。

下がった株価は上がる.上がった株価は下がる

 過去の株価の動きを示すため、チャートが利用されています。
 株価が示すチャートの波は、波長の長いものと短いものを区別して見ることが重要です。
 長い波長(数ヶ月)では、長期的に上昇傾向なのか下降傾向なのかを見ます。
 短い波長は、数週間単位の上昇・下降を見ます。
 株価は、下がった株価はそのうちに上昇するし、上がった株価はそのうちに下降することになります。
 株価は上昇・下降を繰り返すものです。
 売買高の多い銘柄では、1日の取引内に株価の上昇・下降が見られます。
 利益確定売りをしたいという人が多ければ下降するし、株価が低く買いたいという人が多ければ上昇します。
 特に短い波長の株価の上昇・下降は、企業業績という情報だけで生じるのではなく、利益を出したい(利食いしたい)とか、値上がりするかもしれないので買いたいという人の心理によって売買されるものだと思って取引してください。
 簡単に株で儲ける方法は、上昇・下降傾向が周期的に生じている銘柄を選定し、下降トレンドで底に近いところで株を買い、上昇トレンドの途中で株を売ればよいのです。

銘柄監視

 取引する銘柄を選定したら、数銘柄を対象に、しばらく株価を監視し、その銘柄の特徴をつかみましょう。
 監視には1日の値動きが分かるチャートを使います。朝早く、その日の株の値動きを予想し、夕方にチャートで確認するということを毎日繰り前していると、銘柄の値動きの特徴がわかります。
 銘柄監視は、数銘柄だけにします。たくさんの銘柄を監視する必要はありません。1〜2週間もするとその銘柄の株価の動きが少し分かるようになります。
 そうすることで売り買いのタイミングも分かってきます。
 株式トレードは、銘柄の特徴をつかんだ後に行います。
 その銘柄の特徴を知らないまま売買することは、ギャンブルと同じです。
 当たり前のことですが、勝てるという確信が持てたときに取引を実践しましょう。
 また、株価の特徴をつかんでいない銘柄は、決して取引しないように。他人が推奨する銘柄をそのまま鵜呑みにせず、まずは自分自身でその銘柄のチャートを勉強し、株価の動きの特徴をつかんで、今買えば儲かるという自信が出たときにだけ、株式トレードを行ってください。

配当・株主優待

 株式配当の高い銘柄や、株主優待の有無という基準で銘柄を選定する人がいます。
 株式トレードで儲けたいという人は、株式配当金や、株主優待券を基準に銘柄を選定しません。
 結論をいうと、配当や株主優待は、たまたま配当をもらえたとか、たまたま株主優待券が手に入ったという感覚が重要です。
 というのも、通常、配当の権利や優待の権利を得た後は、株価がそれ以上に下落したりするからです。
 例えば、ただで1回2000円程度の食事ができる優待券を5枚得たとしても、その銘柄が5万円暴落したならば、ただで優待券を得たというよりも、1回5万円使って2千円の食事券を得たことと同じです。
 損をしない株式トレードでは、配当金の多さや、株主優待を銘柄選定基準にすることは危険であり無謀です。
 誰も損はしたくはありません。
 繰り返しますが、高配当や株主優待は、たまたま、貰えてよかったという感覚でいたほうがよいでしょう。
 決して、配当や株主優待を株式購入銘柄の選定基準にしないように。

株式トレードしない日

 株式トレードは、買いたい銘柄がなければ無理に実施する必要はありません。株を持たないということは、損失のリスクがないということです。それを、儲けることができないというように反対に考えてトレードを実施するから負けるのです。
 株式トレードは、買いたい銘柄があったときだけ実施します。買いたいと思わないということは、トレードを実施すると損をする可能性があるということです。
 株式トレードをやらないということも戦術の一つだと思って、トレードを休みましょう。
 株式トレードを休んでいるときは、今まで注目しなかった他の銘柄のトレンドを見る等、投資銘柄探しをするとよいでしょう。
 勝率の高いケン・ミレニアムが推奨する株式トレードでは、トレード回数は年3回程度です。投資していない間は、勝率が高く、かつ株価上昇率の高い銘柄選びを行っています。3回の投資では、投資していない間に選定した銘柄に投資し、確実に儲けるようにしています。
 デイトレードやスイングトレードの場合、少なくとも、その日の株価が上昇するのか、暴落するのかをある程度、予想できると多少安心して株式トレードができます。
 株式相場の予想には、米国のダウの状況や、為替相場の状況が有効です。
 1週間単位で株式トレードを実施する場合、週はじめの月曜日は、予想に必要な情報を得ることができません。
 したがって、月曜日の株式トレードは行わないという考え方もあります。
 株式トレードを実施することが目的でなく、あくまでも儲けることが目的です。
 儲かるのか、損をするのか、全く予想できない場合は、無理に株式トレードを実施する必要はありません。
 何度も言いますが、株式トレードで損をしないための基本は、できるだけリスクを減らすことです。
 損をせずに確実に儲けるには、無理な投資をせずに、しばらく株式トレードを休んで、儲けることができる銘柄を探したり、市場動向を探るなど、次の株式トレードに備えたりしましょう。
 株式トレードを休むというのも損をしない、儲けるために必要なことです。

買い方

 仮に株式トレードに使えるお金が1000万円あったとしましょう。
 株価が底に来ていて、これから上昇が見込める銘柄があったとき、どのように株を買うでしょうか。
1.これから上がりそうなので、1000万円使って株を買う。
2.これから上がりそうなので、まずは300万円使って株を買う。
 1の場合は、予想通り株価が上昇すれば、儲けは2の場合の3倍以上になります。しかし、予想に反して株価が下落すれば多額の損失をこうむります。
 2の場合は、予想通り株価が上昇すれば、儲けは1よりも少ないですが、少ないながらも儲けることができます。一方、予想に反して株価が下落した場合は、損失は1よりも少ない額ですみます。
 株価が上昇するのか、下落するのかは、誰も分かりません。分からない丁半ばくちに全額を投入することは危険です。このような買い方は、ギャンブル買いといえます。株を買った直後から株価が気になり、他のことが手に付かなくなります。
 株価が買った価格よりも下落した場合は、損切りするか、塩漬けにするかどちらかを決めなければなりません。
 株トレードに負ける人は、株価が下落した場合でも、「一時的に下がっただけなので、この後に株価が上昇に転じるであろう」と希望的観測をし、株の塩漬けを選択します。全額を塩漬けにするということは、この間、手持ち資金がないので、株式売買はできません。
 塩漬け後、株価がどんどん下落して損失が膨らみ、損失額の大きさに怖くなったとき、株を損切りすることになります。もっと早く損切りしたとしても、今後の株式トレードでは損失額を取り戻せないほど、大きな損失になってしまいます。株をやらなければよかったと後悔することになります。

 このような状況にならないように、2のように手持ち資金の1/3以下で株を買います。一度に全額を投資するのではなく、投資に使うお金は基本的に手持ち資金の1/3以下にします。
 2のように買って予想どおり株価が上昇したとき、「もっと買っておけばよかった」と欲を出してはいけません。欲を出すと、次からは1のような買い方になります。欲を出さずに、儲かって良かったと喜べばよいのです。
 反対に、株価が下落したときには、損切りすることも考えられますが、資金に余裕があれば株を買い増すということもできます。
 例えば、はじめに1株1000円の株を3000株(300万円分)買ったとしましょう。
 予想に反して株価が1株800円になったとき、更に3000株(240万円分)買い増したならば、平均購入株価は900円になります。
 現在株価(1株800円)から、1株100円上昇すればプラスマイナス・ゼロになります(実際には株式購入手数料分だけマイナスですが)。塩漬け期間も短くなります。
 更に元の株価の1株1000円に戻ったならば、60万円(=(1000円−900円)×6000株)の利益になります。
 こういう買い方もできるため、手持ち資金全額をつぎ込むのではなく、余裕を持って株を買うことが勝つためには重要です。
 ちなみに、下落時に株価を買い増し、平均株価を下げる買い方を、ナンピン買いといって、一般にトレーダーが使っている方法です。

 この買い方について別の視点で再度説明します。
 Aさん、Bさんともに、手持ち運用資金として900万円持っていたとしましょう。
 一度に投資できる金額は、Aさん、Bさんともに最大300万円とします。すなわち手持ち資金の1/3とします。
 Aさんは、これから上昇すると想定した1株1000円の株を3000株(300万円分)買いました。
 しかし予想に反し、1株960円になりました。損切りすると12万円の損失になりますが、元々上昇すると思って購入しているため、この辺が底値であるという考え方もできます。
 そこで、1株960円で更に3000株(288万円分)買い増しします。すなわち、ナンピン買いです。
 これにより平均購入価格は、980円になります(ただし、手数料を除く)。
 そのうち株価が元の1000円に戻りました。Aさんはここで株を全て売り12万円の利益を手にしました(実際には、手数料等が引かれます)。
 一方、Bさんは、Aさんのタイミングよりも後、しばらく経って株価が1株960円になったときに3000株(288万円分)買いました。
 その後、株価は上昇し、1株1000円になったとき、Bさんは全ての株を売り、12万円の利益を手にしました(実際には、手数料等が引かれます)。
 双方の買うタイミングは違いますが、利益は同じです(手数料を除く)。
 ここで重要なのは、1度に投資する金額は、300万円と決めて取引している点です。投資額は900万円持っているけれど、実際に投資にあてる金額は300万円だけと思って取引するということです。その他の600万円は不測の事態への対応に使用します。
 Bさんは1株960円のときに3000株を購入するのではなく、6000株を購入すれば利益は24万円と2倍儲けることができると思うかもしれません。
 同様にAさんも1株960円のときに3000株ではなく、6000株を購入すれば利益は24万円と2倍儲けることができると思うかもしれません。
 しかし、こういう欲を出すと失敗します。
 もし更に株価が下がったらとしたらどうでしょう。株価を完全に予測することはできません。
 下がった場合でも、手元に資金を持っていれば、いろいろ対応することができます。
 こういう買い方を実践することにより、負けない、儲かる株式トレードができます。
 1回の株に使う金額は、投資利用額の1/3づつ使うと書きましたが、これが1/4、1/5になるほどリスクは減ります。儲けることができる株式トレードを実践するには、それ相当の元手が必要です。元手(投資資金)が多いほど、損をする可能性が低くなり、かつより多く儲けることができるのです。
 株式トレードは、ギャンブルではありません。ギャンブルのような売り買いをやる人は、損失が大きくならないうちに、株をやめたほうがよいでしょう。

ナンピン買い

 買った株価が下落したとき、購入価格の平均価を下げるために、ナンピン買いします。
 ナンピンは漢字で「難平」と書きます。すなわち、「難」(損失のこと)を平らにならすことを言います。ナンピン買いは、投資資金に余裕があるときに使用できる手法です。
 ナンピン買いは、あくまで上昇する傾向にある場合(購入価格が底値の確率が高い場合)に、下落したとき使用する株式トレード法です。上昇傾向でないときは、ナンピン買いでなく、迷わず成行(なりゆき)売りで損切りを実行しましょう。
 相場格言に「下手なナンピンはけがのもと」という言葉があります。深追いすると大損するという戒めとして言われています。また、「ナンピン地獄」という言葉もあります。大けがしないうちに「損切り」(見限って売る)することも勝つための投資方法として大切です。
 ナンピン買いにはまとまった資金が必要です。ナンピン買いは、少しだけ購入価格より株価が下がったからといって、直ぐに買い増しせずに、ある程度下がってから行いましょう。
 株価が暴落したときは、ナンピン買いか損切りか、どちらかを選択することになります。塩漬けは避けてください。
 繰り返しますが、上昇相場でないと判断した場合(下落相場)は、ナンピン買いではなく、迷わず成行(なりゆき)注文で損切りしてください。
 下落相場でナンピン買いを行うということは、損失を拡大することになるためやってはいけません。
 ナンピン買いはあくまで上昇相場で、予想に反しある程度大きく下落した場合に行う手法であり、たまたま下落したときのみ使用する方法です。
 何度も言いますが株価を予想することは困難です。あくまでも経験則から上がるだろうとか、下がるだろうとかを判断します。
 そういう意味で、ナンピン買いは、株価がこれ以上、下がることはないという底で買いを入れた後、さらに下落した場合に使用する手段であるといえます。
 ナンピン買いを上手に使うことで、損をしない儲けることができる株式トレードを行うことができるのです。

成行注文と指値注文

 成行(なりゆき)注文とは、証券会社に株の注文を出すときに、売買価格を指定せず、銘柄と数量のみを指定して注文することです。値段は相場の成り行きにまかせるという方法です。
 成行注文は指値注文に優先して売買が成立するため、売買を早く確実に行いたいときには有効です。
 買い注文の場合は、市場の売りたいという最低価格に注文が入り、売り注文の場合は、買いたいという最高価格に注文が入ります。
 損切りの場合は、迷わず成行売りを実行しましょう。
 これに対し、指値(さしね)注文とは、銘柄、数量、そして価格を指定して注文することです。
 取引順番は、成行き注文が成立した後、指値注文の注文時刻順番に取引が行われます。このため必ず取引が成立するとは限りません。
 一般に証券会社の現物取引における手数料は、成行注文が指値注文よりも安く設定されています。

悪材料株に価値あり

 企業決算の結果が悪いと株価が下落します。でも、売買高の多い銘柄は、直ぐに株価を回復したりします。
 米国の投資家で、株式投資で成功する秘訣として「米国が戦争を始めたときや、悪材料で株価が下落したときなどは、買いだ」という人がいました。悪材料で株価が下落しても、また上昇するため、中長期的に見て儲けることができるからです。
 よい材料が出たときは、周りのみんなも購入するため株価は高くなります。特に、寄り付きで既に昨日の終値より大幅に上昇している場合は、既に株価が天井近くになっているかもしれません。
 それよりも、悪材料で下がった株価を購入するほうが、利益は大きいです。
 この場合、悪材料は、会社の屋台骨を揺るがす(倒産の危機につながるような)悪材料のときは、当然のことながら購入は止めましょう。直ぐに回復可能な悪材料で株価が下がった場合は、買いです。
 よいニュースも重要ですが、悪いニュースも購入銘柄を決める有効な情報です。

北朝鮮による韓国砲撃

 2010年11月23日(火)。日本は勤労感謝の日で株式市場は休み。
 この日の14時34分頃に、北朝鮮軍が黄海の韓国・延坪島(ヨンピョンド)に砲撃。韓国軍も応戦し、あわや戦争かと緊張が走りました。後で報道されましたが、この砲撃で韓国側は兵士2人と民間人2人の死亡しました。
 砲撃のニュースで、当然のことながら韓国をはじめ、アジア周辺諸国の株式市場は暴落しました。
 しかし、戦争まで至らないだろうという観測のもと、翌24日(水)の株式市場は、暴落前の水準にまで株価を戻しました。
 市場は、戦争という悪材料によって株価は暴落し、反対に戦争の危険がなければ、株価は暴落前の水準に直ぐに戻るという傾向を示しました。
 悪材料で株価が下がったところで買うと儲けることができます。

順張りと逆張り

 株式が上昇中のときに株式を購入する方法を「順張り」と言います。反対に、株式が下落トレンド時に購入する方法を「逆張り」といいます。
 大きく儲けようと考える素人は、「逆張り」を行っています。私も逆張りを行いますが、基本的には底値近くで購入することが、このパターンで株式を購入する鉄則になります。底値でない場合は、逆張りによる購入は控えましょう。予想に反して更に下落した場合は、ナンピン買いにより、平均購入価格を下げます。
 反対に、確実に儲ける場合は、「順張り」が適しているといえます。順張りの場合は移動平均より上にあるときが買いです。プロの投資家は順張りです。ただし、素人が順張りを行う場合、天井近くで購入するということもあるため、注意が必要です。株価が上昇すると天井でなくとも、利益確定売りにより下落するパターンがあるということを覚えておきましょう。
 順張りは売買高の大きい銘柄で上昇基調が出ているときに、確実に儲けることができる買い方です。
 どちらの購入スタイルで挑むのかは、一長一短があるため、これでなければ駄目だ、これの方が成功するということはありません。
 どちらのスタイルで行うかは、その都度、自分自身で決めましょう。

売り方

 株は、買うタイミングよりも売るタイミングが難しいといわれたりします。
 損をする人は、もっと株価が上昇するだろうという思いが強く、例え株価が下落に転じても、一時的なもので、直ぐに上昇するだろうと思い利益確定売りをしません。せっかく儲けることができるのに、売らないために、みすみす利益を放棄することになり、終いにはマイナスになることがあります。売るときには、欲は禁物です。欲が判断を狂わせてしまい、結果として損をすることになります。
 こうならないように、利益がでたら確実に売ることを心がけましょう。
 では、株価上昇時の利益確定のタイミングや、株価下落時の損切りのタイミングはどうすればよいのでしょうか。また、1銘柄の株を一度に全て売った方がよいのか、それとも分割して売った方が良いのか、どちらがよいのでしょうか。

 損切りのタイミングは、この損出額であれば挽回できるというところをあらかじめ自分で決めておき、その価格で機械的に損切りします。損切りなので対象銘柄の株を一度に全て売ります。
 ここで重要なことは、あらかじめ決めた価格で機械的に売るということです。プロのトレーダーは、皆、このようにやっています。株の初心者は、これができないために、大きな損失をこうむってしまいます。
 損切り価格は、物件によって異なりますが、購入株価よりも10%くらいが目安です。(トレードのやり方や、銘柄によって異なるため、自己責任で決めましょう。)

 では、上昇中の株の売るタイミングはどうでしょうか。
 あらかじめ利益額(利益率)を決めておき、株価がそれに達したら機械的に売って利益を確定するというのが損をしないやり方です。
 その額は、デイトレード(1日のうちに買い売りを行うこと)か、1週間程度のトレードかにもよります。デイトレードの場合、上昇率が1%以下でも、株を売って利益を確定します。
 1週間ないしそれ以上のトレードの場合、もう少し大きい利益率で売ることになります。
 株式トレードで負けないやり方は、一度に全て売るという方法になります。しかし、一方では分割で売ることもあります。
 分割で売った場合は、売った価格よりも、株価が上昇すれば、さらに儲けることがきます。反対に、はじめに売った価格よりも、株価が下落した場合、損をしますが、それでも元々儲けているので、全体として損にはなりません。
 自分が売った価格よりも、更に株価が上昇する場合がほとんどですが、そこで欲を出して売るタイミングを逸してはいけません。株で負ける人は、もう少し上昇するだろう、もう少し上昇するだろうと欲を出して失敗します。
 自分の想定した利益を出したらならば、さっさと売るというのが株式トレードで負けない(損をしない)、儲けることができるやり方です。
 「株を購入したときに、売値も考えておく。そして、あらかじめ決めておいた売値で売る。」これが株で儲けるコツです。

逆指値注文

 指値注文は、売り買いの値段を指定して行う注文方法で、通常、現在の株価より下がったら買い、上がったら売るという注文のことです。
 これに対して逆指値注文とは、指値とは逆で、現在の株価より下がったら売り、上がったら買いの注文を値段を指定して行う方法です。
 逆指値注文は、利益を大きく、損失を小さくする株式トレード法です。
 逆指値注文の具体内容を以下に示します。
 例えば、1株1000円で買った株が1200円になったら1100円に逆指値の売り注文を入れ、さらに株価が上昇したら、逆指値注文の水準を上げていきます。1300円になったら逆指値注文を1200円に、1400円になったら逆指値注文を1300円にといったように利用します。これによって、株式の値上がりが進めば利食いを遅らせ、大きく儲けることができます。
 一方、値下がりした場合はどうでしょう。株価1000円のとき逆指値注文が900円ならば、株が900円まで下がったら売り注文を出すことになり機械的に損切りすることができます。
 逆指値注文は、実勢価格の少し下の価格に入れることで、株価上昇時には利益を確保しながらトレンドに追随することで大きく儲けることができ、株価が下がったときは適切に損切りするため、利益は大きく損失が小さい株式トレード法であるといえます。

上昇・下降予想

 その日の株価のトレンドを予想することはできません。
 しかし、日経平均株価は、前日の米国のダウとほぼ連動した動きをしているため、日経平均株価の上昇・下降は、前日(その日の朝)のダウの上昇・下降状況が参考になります。
 また、輸出関連株価は、為替市場に左右されるため、その日の為替で、円高であれば自動車等の輸出関連株価が下落します。このようなときはディフェンシブ名銘柄として、電力株が上昇します。
 このように、米国ダウや為替情報を知ることで、その日の日本の株価の上下を予想しますが、それが必ず当たるとは限りません。
 このため、購入する銘柄の株価は、これ以上、株価が下がる可能性が低いという銘柄を選ぶことがポイントになります。損をしないためには、その都度、株価下落の可能性が低い銘柄を選択することが重要です。
 また、1時間前から証券会社から売り買いの情報が板として提供されます。この事前の板情報が、その日の傾向になることもあるため、これを参考にしながら、上昇・下降を予想するのもよいでしょう。
 最近ではアジアの株式市場の動向を見ることも必要です。様々な情報を得ながら株式トレードを実施するとよいでしょう。

目標株価

 目標株価は、証券会社のアナリストごとに算出したもので、通常はレーティング(投資判断)情報と一緒に公開されます。算出方法は、企業業績や企業価値、同業他社の予想PER(株価収益率)や、将来のキャッシュフローの総和を現在価値に割り戻した企業価値などから計算されます。
 目標株価は、株取引において株価が上昇するのか、下落するのかを判断する重要な情報です。
 例えば、2006年8月25日に、ソフトバンクが前日比230円安の2140円(9.7%下落)となりました。
 この原因は、リーマン・ブラザーズ証券が前日8月24日に目標株価を1125円から900円に引き下げたためでした。
 これより前の7月6日にメリルリンチ日本証券が、実際の株価2600円程度に対して目標株価を1800円としたことにより、株価が年初来安値1894円まで下落するということもありました。
 また、2000年2月3日には、リーマン・ブラザーズ証券が、目標株価を10万円から40万円に引き上げたことにより、急激に株価が上昇し、2月15日には19万8000円になり、その後、一気に株価が下落しました。
 このように、証券会社が発表する目標株価の情報は、株価を予想するための指標の一つとして重要な情報といえます。
 株式取引で儲けるには、常に目標株価をモニターする必要があります。

売買のタイミング

 株式を買うタイミングと売るタイミングを知る手段として、移動平均線、ローソク足、出来高などが使われます。
 移動平均線は、何日間かの株の売買の平均値をグラフ化したものです。
 移動平均線を使った株の買いのタイミングと売りのタイミングは、次のようになります。

■買うタイミング
 移動平均線が下向きで、株価が移動平均線を超えたとき。(底値)
■売るタイミング
 移動平均線が上向きで、株価が移動平均線まで下落したとき。(天井)

 また、25日移動平均と株価から算出する乖離率(=株価÷25日移動平均)を使って売買のタイミングを決めることができます。
 乖離率は、上昇トレンドのとき+5%で天井(売り時)、下降トレンドのとき-5%で底(買い時)と判断できます。

 一方、ローソク足による買いのタイミングとして「日足のローソクに下ひげが出たとき」といわれています。

 出来高が高いときに買うと天井をつかまされると言われます。買うタイミングとして、出来高が高いときは要注意です。
 反対に出来高が低くて株価がさがっているときは買いです。

 売買のタイミングは、これらの指標の他、銘柄監視の結果、海外市場や為替市場等を総合的判断して決定します。

 実際に株式トレードを行う場合、このような売買のタイミングを理解していても、このように売買することができないものです。
 株を買わなければならないときに怖くて買えず、売らなければならないときに、もっと儲かると思って売らずに株式トレードに失敗します。
 売買のタイミングは分かっていても、結局、自分の心をコントロールし、欲望と恐怖心に打ち勝つことができなければ、儲ける株式トレードはできません。

前場・後場

 東京証券取引所での商いは、午前中が9時から11時30分まで、午後が12時30分から15時までです。午前中を前場(ぜんば)、午後を後場(ごば)といい、取引開始時を寄り付き、終了時を引きといいます。
 前場と後場の間は1時間時間が空くため、この間に企業から様々な情報が提供されたり、海外市場の情報が入ったりします。
 海外市場では前場と後場がないところもあります。日本市場は海外市場の影響を受けています。
 このため、前場と後場の株価は、連動していない不連続であり、前引き(前場の終わり)の株価と後場寄り(後場の寄り付き)の株価は、必ずしも一致しません。前場と後場は、別の相場であると思って取引を行う必要があります。
 仮に、前場で株価が安く買いだと思ったならば、そう判断した前場で購入します。後場で株価が上昇すると後悔するし、株価がより下がれば、場にくれてやるという気持ちでいたほうがよいでしょう。

前日上昇株の寄り付きの値動き

 取引の多い銘柄では、前日に上昇した株は、取引開始直後から約30分間、利益確定売りのために下落することが多々あります。もし、このような株式を持っていたならば、寄り付きでまずは売ってしまい、下落した後に、改めて購入するとよいでしょう。
 反対に、このような上昇株を持っていない場合は、取引開始直後の30分間の値動きを見て、値が多少下がったところで購入するとというやり方もあります。ただし、上昇の勢いが強くなければ、利益確定売りに押されて株価がどんどん暴落してしまいます。更に上昇する勢いがなければ、株式を購入しない方がよいでしょう。

デイトレード向きの株式銘柄

 株式トレードの最大のリスクは、株式を保有することです。このリスクをなくすための最もよいトレード方法が、デイトレードです。しかし、本業を持っているため、ほとんどの人はデイトレードできる環境にないのが現実です。
 したがって、デイトレードは、平日に休みが取れた場合、あるいは予め設定した株価で自動取引するという方法になります。
 それではデイトレードに向いている株式銘柄は何でしょうか。
 株式銘柄によって頻繁に取引されているものと、そうでないものとがあります。
 デイトレードには、頻繁に取引されている、すなわち、売買高の多い銘柄で、なおかつ1日の間で株価の値幅が大きい銘柄を選ぶ必要があります。
 デイトレードは、この乱高下を利用して儲ける方法です。
 デイトレードは、事前に何日かかけて取引銘柄の売り買いの特徴をつかんでから、実施するようにしましょう。
 また、実施に当たっては、くれぐれも本業に支障をきたさないようにしましょう。

TOB株の値動き

 2010年11月8日の株式市場終了後、日本無線が日清紡から株式公開買い付けTOBを仕掛けられました。
 仕掛けられた方の日本無線の経営陣は、TOBを了承しています。
 買値は、終値185円に対して、プレミアつき300円です。
 TOBにより日清紡の出資比率は、現在の34%から64.3%になります。今回のTOBは、全株式(100%)取得ではありません。
 TOB期間は、11月9日から30営業日の12月21日まで。証券会社は野村證券です。
 株式上場は、TOB後も続けるということです。

 このような100%株式取得によるTOBの場合、買値以下の株価まで上昇し、その後、下降するという傾向を示します。
 日本無線に限らず、一般にはこのような傾向にあります。
 したがって、100%TOBでない銘柄を購入する場合は、買った瞬間から下落するかもしれないというリスクを有しているという認識を持つ必要があります。
 当然ながら、TOB発表の翌日の株価は急上昇し、ストップ高になりました。
 デイトレーダーでなければ、このような株式に手を出すのはやめた方がよいといえます。もし、手を出すのならば、はじめの1日(前場)だけ取引するという条件で実施しましょう。
 基本的に、このような株式に手を出すことはギャンブルといえます。
 損をしない株式トレードを行うならば、このようなリスクのある株式トレードは行わないようにしましょう。

 参考のために、以下に、TOB後の日本無線の株式トレンドと売買状況を示します。

−−
 11月8日(月)。株式市場終了後、TOBが発表される。終値は185円であった。

−−
 11月9日(火)。寄り付きからストップ高(終値+50円)の235円で値が付かず、市場最後で小額取引で235円で引ける。

−−
 翌11月10日(水)。9:16に267円で値がつき、9:36の260円まで利益確定売りのため下落。そこから急激に上昇し、10:22に279円をつける。その後、一旦275円まで下がって株価は一定となり前場終了。
 後場から下落し、265円で取引き終了。
 取引高は最初の寄り付きが集中。後は売買は多くない。
 売買高は5,083,000株であった。

日本無線株

−−
 11月11日(木)。9:00の初値266円、9:02に高値267円となり、その後、下落。
 後場でも下落が続き、13:13に254円の安値を付け、その後、上昇に転じ、最後は261円で終わる。
 売買高は、1,743,000株であった。

日本無線株

−−
 11月12日(金)。下がり続ける。
 始値は9:00で258円、高値も9:00の259円。安値は14:50の251円。終値は252円。
 売買高は1,608,000株であった。
 11月10日のような激しい値動きはなく、売買も少ない。日を追うごとに株価が下落する傾向にある。

日本無線株

−−
 11月15日(月)。初値は252円、急上昇し、254円で前場は落ち着く。
 後場は254円から13:46に258円まで上昇し、最後は256円で取引終了。
 売買高は1,098,000株と少なかった。

日本無線株

−−
 11月16日(火)。初値は259円、高値は9:00の260円。安値は14:53の256円。終値は257円。
 開始時が最も高く、その後、下落傾向であった。
 売買高は、773,000株とかなり少なめ。

日本無線株

−−
 11月17日(水)。初値は昨日の終値と同じ257円。安値は9:00の256円。
 その後、上昇し、13:21に高値259円になる。終値は258円であった。
 売買高は、昨日よりやや上がり926,000株。

日本無線株

−−
 11月18日(木)。初値・高値ともに259円。安値は14:18の254円。下落相場であった。
 売買高は、昨日の倍の1,813,000株。

日本無線株

ストップ高・ストップ安

 株式市場では、前日の終値に対して、値幅制限を設けています。
 値幅制限の上限に株価が達することをストップ高といい、値幅制限の下限に株価が達することをストップ安といいます。
 ストップ高は、TOBや企業業績が非常によく誰もが株を買いたいときに生じます。反対にストップ安は、企業業績が悪化した場合に生じます。
 TOB株を買う場合は、事前にその株式の制限値幅を把握しておいてください。
 値幅制限は、株価によって次のように決められています。
 
基準株価 制限値幅
100円未満 ±30円
100円以上 200円未満 ±50円
200円以上 500円未満 ±80円
500円以上 700円未満 ±100 円
700円以上 1,000円未満 ±150 円
1,000円以上 1,500円未満 ±300 円
1,500円以上 2,000円未満 ±400 円
2,000円以上 3,000円未満 ±500 円
3,000円以上 5,000円未満 ±700 円
5,000円以上 7,000円未満 ±1,000 円
7,000円以上 10,000円未満 ±1,500 円
10,000円以上 15,000円未満 ±3,000 円
15,000円以上 20,000円未満 ±4,000 円
20,000円以上 30,000円未満 ±5,000 円
30,000円以上 50,000円未満 ±7,000 円
50,000円以上 70,000円未満 ±10,000 円
70,000円以上 100,000円未満 ±15,000 円
100,000円以上 150,000円未満 ±30,000 円
150,000円以上 200,000円未満 ±40,000 円
200,000円以上 300,000円未満 ±50,000 円
300,000円以上 500,000円未満 ±70,000 円
500,000円以上 700,000円未満 ±100,000 円
700,000円以上 1,000,000円未満 ±150,000 円
1,000,000円以上 1,500,000円未満 ±300,000 円
1,500,000円以上 2,000,000円未満 ±400,000 円
2,000,000円以上 3,000,000円未満 ±500,000 円
3,000,000円以上 5,000,000円未満 ±700,000 円
5,000,000円以上 7,000,000円未満 ±1,000,000 円
7,000,000円以上 10,000,000円未満 ±1,500,000 円
10,000,000円以上 15,000,000円未満 ±3,000,000 円
15,000,000円以上 20,000,000円未満 ±4,000,000 円
20,000,000円以上 30,000,000円未満 ±5,000,000 円
30,000,000円以上 50,000,000円未満 ±7,000,000 円
50,000,000 円以上 ±10,000,000 円

自社株買い

 自社株買いとは、現在発行している株式を、企業自身が株式市場の時価で購入することをいいます。企業が株式を購入するため、市場に出回るか部数が少なくなり、1株あたりの価値は高まるため、株価が上昇します。
 購入した自社株を消却するため、自社株買いを行う企業もあります。株式を消却する分、株数が少なくなり、株主に対する配分が強化されます。1株当たりの価値が高まるため、株価が上昇します。
 自社株買いを発表した銘柄は、翌営業日寄付きから株価が上昇します。

増資

 株式を増資すると株価が下落します。増資は株数が増えるため、1株あたりの株の価値が下がることになります。
 新株の増資は、海外では10%以上株を増資する場合、株主総会で株主の了解を得て実施しますが、日本では、こういう手続きなしに増資することができます。
 増資にあたっては、あらかじめ新株を引き受ける大口の投資家に事前に引き受けに関する問い合わせを行っています。
 機関投資家によっては、情報を得たときから株を売りに出す等のインサイダー取引を疑うような信用取引により莫大な利益を得たりします。
 個人投資家や長期保有による株式投資を行っている者は、増資により大損を被ることになります。
 こういう意味で、日本市場において長期投資を行うことは危険です。何度もいいますが、株式を保有すること自体、リスクを有することになります。
 増資株価が短期間で決めることができないことや、株主に無断で増資を行うという日本の増資ルールそのものを改善しなければ、個人投資家や長期投資家は、機関投資家と比べて不利な状態のままです。
 現物取引や長期投資家にとって、増資は大きなリスク要因です。
 現状においてこのリスクを避ける手段は、株を保有しないこと以外にありません。こういう現実を分かった上で株式トレードを行いましょう。

株式分割

 株式分割は、株数を増やすというものです。
 例えば、1株を2株に分割するということは、株式数が2倍になりますが、株価は1/2になります。株価が1/2になることで、株式が買いやすくなります。
 株式分割は、株式の流動性を高めるとともに、株主数の増加効果によって長い目で見て株価が上昇しやすくなります。

信用取引

 株初心者が行う株式トレードは、はじめは現物取引になります。
 現物取引は、自分が投資できるお金の範囲内で行います。
 取引は、基本的に上昇するであろうという株式を購入し、株価が上昇したところで売るという方法です。
 これに対し信用取引は、お金や株式を借りて取引します。
 信用取引には、一般信用取引と、制限信用取引とがあります。
 一般信用取引は、株式市場で定められた利率で株式を貸し付けるやり方で、6ヶ月以内に手じまい(買った場合は売る。売った場合は買う)しなければなりません。貸付利率は、制限信用取引よりも安価です。
 これに対し、制限信用取引は、証券会社が購入した株を借りるもので、取引期間は3年程度になります。利率は一般信用取引よりも割高です。取引できる銘柄が多いですが、貸付利率を考慮すると一般信用取引を勧めます。
 信用取引と現物取引の違いは他にもあります。
 証券会社の手数料は、現物取引よりも信用取引の方が安価に設定されています。
 また、株価が下落する場面でも、株式トレードができるという強みがあります。
 更にレバレッジを数倍とることができます。
 レバレッジについては、無理をしない株式トレードを行うのであれば、通常は2倍で実践することを勧めます。取引額も、自分の資産以上使えるため、稼ぎも多くなります。
 株式トレードをはじめた方は、まずは現物取引で株式トレードを行うことになります。株式トレードになれて、ある程度の株式トレードできる資産が増えたならば、現物取引よりも多く稼げて、臨機応変に対応できる信用取引を行うことを勧めます。

火曜日のジンクス

 2010年8月〜11月の株式市場では、火曜日はなぜか日経平均株価が下落するといわれました。統計的にも実際に7割下落しています。
 国内の個人投資家は、金曜日に手じまいするため持ち株を売り、月曜日に新株を購入しています。
 月曜日に購入した株は火曜日に利益確定のために売ることから、火曜日の相場は下落するのではと言われています。
 一方、日本の株価に最も影響力のある海外の投資家は、休み明けの火曜日に利益確定売りをしやすいために、火曜日の株価が下落するのではともいわれています。
 株式トレードでは、こういうジンクスも株価の予想に使われます。
 もし、このジンクスを利用するならば、月曜日は株式トレードを行わず、火曜日に下落した株を買えばよいということになります。
 こういったジンクスは必ず当たると言い切れませんが、ちょっと気にとめてみてはどうでしょう。

欲の無い利益確定

 損をしない株式トレードの基本は、欲を出さすに早めに利益確定売り(利食い)をすることです。
 欲を出すから、売るタイミングを誤ることになります。欲がなく、すこしの利益だけでも儲けるということであれば、損はしません。
 欲があるから損をするのです。
 利益確定売りしなければ、儲けたことになりません。株式トレードの初心者は、利益確定売りのとき、もう少し上がるだろう、儲かるだろうと考えて、なかなか株を売りません。そうこうするうちに、株価が暴落し逆に損をすることになります。
 何度も言いますが、欲を出さず早めに利益確定売りを行うことが損をしない株式トレードです。
 が、もう少し上がるかもしれないと思うのならば、このまま放置するのではなく、今の利益よりも損をするかもしれませんが、逆指値注文の活用や、全部を売らずに少しだけ手元にとっておくという方法を行ってください。

大納会直前の株価

 2010年12月30日大納会の日。
 株価はどれも下落。売り。今日は朝から急激な円高の影響もあり、輸出株は下落。輸出株に限らず、全体に売り傾向の一日でした。
 こういう全体的な下落傾向とは別に、大納会直前の最後の1分間に株価が急激に下落しました。
 繰り返しますが、年末の確定売りかもしれませんが、後場の引き直前に株価が売られて急激に値を下げました。
 株を買うのであれば、この急激に下げた直後の株を買うべし。
 年の瀬の最後の30秒が買いの勝負か・・・。

大発会の株価

 2011年1月4日大発会の日。
 ほとんどの株価は上昇。
 やはり、大納会の後場の引き直後の株価から続伸しました。
 大納会(終わる直後の株)は買い。大発会の後場は売りですね。

イースターの株価

 イースターは株価が下がるといわれています。欧米・アジアの投資家が休むため、買い手が不在の状態になるからです。
 2013年4月1日は、海外勢の買いが入らず、国内の投資家は持ち株調整で売り優勢になったため、大幅に株価が下落しました。
 例として、2013年の4月2日の日経経済新聞の抜粋を以下に記します。
 【日本経済新聞より】2013年4月1日の東京株式市場の日経平均株価は大幅安となった。終値は前週末比262円89銭(2.12%)安、1万2135円02銭。年度初めとしては1995年4月3日以来、18年ぶりの下落率。3年ぶりの上昇率を記録し、先高期待に包まれるなかで幕を閉じた2012年度相場から、市場のムードは一変した。下げの中身を探っていくと、海外勢以外では目立った買い手が不在の需給要因も浮かび上がる。
 4月1日の東京株式市場は、2011年3月の東日本震災直後以来の「悪記録」が相次いだ。東証1部の値下がり銘柄数は1630と、2011年3月15日(1637)以来およそ2年ぶりの多さ。新興市場を見ても、東証マザーズ指数の下落率が2年ぶりの9%超え、日経ジャスダック平均株価の下落率も2年ぶりの大きさだった。東証株価指数(TOPIX)や東証の規模別株価指数(大型、中型、小型)も含め、国内の主な株価指数は全面安となった。
 きょうの全面安について市場では「国内機関投資家などの持ち高調整によるもの」との解釈が多い。それを端的に示すのが、東証REIT指数の動き。1日の下落率7.3%安と、震災直後以来の大きさを記録。
 機関投資家の売りに押され、株式相場全体が大きく下げるなか、個人投資家も利益確定売りに動かざるを得なかったようだ。これまで上げが大きかった銘柄ほど下げがきつく、代表格のバイオ関連は軒並み安。東証マザーズ市場でナノキャリアは一時ストップ安、タカラバイオは8%安となり、東証マザーズ指数の大幅安につながった。
 海外勢の動きが鈍く、『買い手不在』となったため、下げに拍車がかかった面もある。3月29日からイースター(復活祭)休暇などで休みとなった欧米・アジア市場が多い。1日も香港市場が休みで海外投資家の売買手控えムードも強い。これまで下げていた日本株の保有比率を高める動きが海外投資家の中で続いているとの声は依然として根強くある。

大量の売り

 通常の取引株数の5倍以上の売りを指値で注文すると、株価は上昇せずに下落しました。(実際にある銘柄を手じまいするため、著者がこのような売り注文を出しました。)
 市場には売り圧力が強いと判断されたのでしょうか。業界全体として今日は株価上昇傾向でしたが、この影響で思うように上昇しません。1人の売り注文がこの銘柄の株価の上昇を止めたのでしょうか。
 売りが強いと判断された場合、株価は下がります。
 株価は参加者の売り・買いの量で決まるのです。

信用売り規制

 2011年1月7日0時から、りそなHD株式において、新規建停止(貸株申込停止銘柄(証金規制))により信用売り取引ができなくなりました。
 これを受けて、1月7日の前場寄り付きで株価が急騰しました。空売りができないため、今後、株価は上昇するだろうという思惑が原因です。
 しかし、その後徐々に株価は下落しました。後場になり少しは上昇し、直ぐに下落。全体としては前日より下落しました。これは、11月に発表された増資(増資により株式が希薄化される)が実施されるのではないかという憶測が原因でした。
 りそなHDのこの日の板は他の銘柄と比べても、非常に値動きが激しく、コンマ数秒で値が変わるという相場でした。
 相場があけた後、りそなHDは、最大13億株の新株発行を決議したと正式発表しました。
 もし、信用売りが規制されなければ、この後、投資家は株式下落を予想し、みんなが信用売り(空売り)を行うでしょう。
 今回の増資のケースでは、信用売りしないように1日前に取引規制を行った後、増資を発表しました。
 教訓として、信用売りの規制があった株式は、増資の可能性があるため、速やかに売ってしまいましょう。

株の周期性

 株の周期性としてよく知られているのが、「米大統領選の前年は堅調」と「春高・秋安」があります。
 1961年から2010年までの暴落率の平均をとると、米ダウ工業株30種平均は、大統領選の前年が+18%程度、大統領選の年が+5%程度、大統領選の翌年が+5%程度、中間選挙の年が+1%程度という傾向にあります。同様に日経平均株価は、大統領選の前年が+10%程度、大統領選の年が+9%程度、大統領選の翌年が+8%程度、中間選挙の年が−1%程度という傾向です。第二次世界大戦以降においても大統領選の前年は下がっていないという傾向が見られます。
 大統領選の前年は米国で景気浮揚策を実施するため上昇し、大統領選の年は景気過熱感により、年中以降から金融引き締めに転換するため下がるといわれています。日本の株価は米国の影響を受けるため、似たような傾向を示すといわれています。  
 ただし、世界経済の変調が始まった大統領選前年の2007年は、ダウはわずかながらプラスでしたが、日経平均株価は−11%という結果を示し、この傾向が通じない年でした。  
 一方、春高・秋安はどうでしょう。実績から言って、3月〜4月は東証株価指数(TOPIX)の上昇率が高く、反対に9月〜10月は下落する傾向にあります。1949年以降2010年までのデータにおいて、10月末に株を買って、翌年の4月末に売ると平均で8%上昇するという傾向が見られます。  
 こういう株価のクセを見極めて株トレードを行うことも、株で稼ぐには重要なことです。

窓を開ける

 株価の動きをローソクのようにあらわしたのが、「ローソク足」です。これは、1日単位や週単位で、初値と終値、高値と安値をもとに作成されるもので、株価の勢いや位置関係を読み取る場合に使用します。
 株価の上昇の勢いが強い場合、前日の高値を大きく上回って、その日の取引が始まり、その勢いが続く場合、前日のローソク足と当日のローソク足が重ならずに、窓を開けたように空白を作って離れた形になります。このような形を相場用語では、「窓を開ける」といいます。
 窓の開きが大きいほど勢いが強く、上昇相場では強気のしるしと判断されます。相場格言に「窓開けには逆らうな」という言葉があります。勢いがあるときは流れに逆らわずに流れに乗るようにということです。
 時には、3日連続で窓を開けて株価が上昇することがあります。これを「三空」といいます。このようなときは、相場が過熱気味のため、いったん株価調整が起こる場合が多いです。
 一方で、長い目で見れば窓が開いた価格帯に株価が引き寄せられる(戻される)場合もあります。これを「窓埋め」と呼んでいます。

勝ち組の特徴

 「日経マネー」誌が実施した個人投資家1万人調査をもとに2012年11月末からのアベノミクス相場で利益をあげた短期投資家は、個別銘柄を研究し、損切りルールが明確な人であると述べています。また、3年間で平均以上の利益を挙げた長期勝ち組の特徴としては、個別銘柄だけでなく、不動産投資信託(REIT)や外貨投資(特に新興国株の運用比率が高い)など、多くの金融商品に積み立ててコツコツ投資している人であるといっています。
 反対に、短期で勝てなかった負け組の人は、リスク資産に預金を出さず、定期預金に資金を滞留した人、原油価格や各国の長期利回り、海外投資家動向といったグローバル指標を見ていない傾向にり、円急落のリスクにも備えていなかった人であるといっています。
 このことから、普段から、投資に関係のある様々な情報を入手・分析し、論理的に投資を進めることが勝ち組になる条件といえるでしょう。

塩漬け

 株価が下落したときに損切りせずに、株を持ち続けることを塩漬けといいます。
 損失を確定せずに、株価が上昇するまで持ち続けるというものです。
 塩漬けした株の株価分のお金は、その間、株取引に使えないため、投資効率が悪いやり方といえます。このため、通常はお奨めできないやり方です。
 しかし、「負けたくない」、「損をしたくない」という観点や、「下がった株価は何れは上昇する」という観点から、塩漬けは勝つための一つの方法でもあります。
 ただし、どんな銘柄も塩漬けすれば良いというものではありません。その銘柄は何れは上昇するものでなければなりません。そうでなければ、損切りするという方が正しい選択になります。
 上昇には2年か3年かかるかもしれません。
 塩漬けは、東日本大震災など、予期せぬ突然のアクシデントで、株価が下落した場合の対応策といえるでしょう。
 塩漬けは、気長に待って、数年後に儲けるという策になります。
 当然のことながら、塩漬け策は、手持ち資金内の金額でなければなりません。

先高期待より先安懸念

 人は「先高期待」よりも「先安懸念」に反応するようです。
 2013年度(平成25年度)の日本企業の業績は20%を超す増益が見込まれています。年度当初の円安もあり、株価は徐々に上昇しました。
 ところが、5月23日に日経平均株価は突然1,000円以上急落し、この後、市場は下落傾向に向かい、2012年11月から6カ月かけて7,000円上昇した株価が半月で2,000円超下落しました。
 企業業績は良いのに、相場が下がり始めると、一気に株価は下落。1年後には買った株価よりも上昇するという期待が大きいため、株を購入するのですが、株価が下落すると売ってしまいます。
 株価は、上昇するスピードはじわじわとゆっくりですが、下降するスピードは早いです。下降は売り逃げが集中し、一気にドーンと下がります。
 皆が皆、株価が下落し、損をするという懸念に敏感に反応するため、株価は急激に下落します。

新規公開株の値動き

 新規公開株(IPO株)は、市場に出回る株数が少ないため、値動きが荒くなります。上がるときは日に日に上がりますが、下がる時も日に日に下がる傾向にあります。
 株を公開する前の公開価格に対して、初値(初めて売買が成立したときの株価)は、それを上回ることが多いです。
 公開価格は、同じような事業をしている会社の株価を参考に、やや低めに設定されます。投資家が得られる公開情報が少ないために生じるリスク分だけ安くするという考えです。
 公開直後は、株数が少ないのに売買は活発になるため、値動きは大きくなります。少しの売買で大きく上昇したり、下降したりします。
 公開直後から上昇しら株価は、どこかで利益確定売りに押されるときがあります。一旦、利益確定売りが優勢になると、そこから株価は下落します。それは上場2日目なのか、3日目なのか、5日目なのかは分かりませんが、必ず下落するときが来ます。
 下落し始めると、みんなが売りたいので、売りたい価格で売れないということが往々にしてあります。
 下げ基調になる前に売ることが重要であり、そのタイミングを見誤らないようにしなければなりません。
 新規公開株で儲けるには、「上がった株価は下がる(誰もが利益確定売りをする)」、「頭はくれてやれ(売るタイミングにおいて、最高値で売ることは難しい)」ということを肝に銘じて売買することが重要です。

高配当銘柄

 高配当銘柄ですが、配当金程度の株価は、通常の株トレードの売買で十分に利益を得ることができます。
 配当の権利落ちになると、株価は急激に下落し、配当額を加えても損をすることがあるため、注意が必要です。
 配当を目的として銘柄を選ぶ人もいますが、純粋に儲けたいのならば、配当は銘柄選びのポイントにはなりません。
 繰り返しますが、株トレードで配当額の利益を十分に得ることができます。高配当に惑わされないように。

サイトメニュー紹介

Home
 当サイトNextJ.com株のメインページです。
Market
 国内外の株式市場、為替市場に関する情報を提供しています。
Manager
 当サイトの筆者に関する情報を掲載しています。
Ticker Symbol
 注目銘柄を紹介しています。
Log
 過去の株日記を掲載しています。
Link
 株に関する注目サイトを紹介しています。儲ける参考に。

株日記

◆2013年11月15日(金)
 日経平均株価は、前日末比289円51銭高の15,165円92銭と15,000台になりました。今週1週間で1,000円以上上昇しました。
 日中、円は100円台前半でした。

◆2013年11月14日(木)
 日経平均株価は、前日末比309円25銭高の14,876円41銭と大幅上昇しました。
 日中、円は99円台でした。

◆2013年11月13日(水)
 日経平均株価は、前日末比21円52銭安の14,567円16銭でした。
 日中、円は99円台半ばでした。

◆2013年11月12日(火)
 日経平均株価は、前日末比318円84銭高の14,588円68銭でした。
 日中、円は99円台半ばでした。

◆2013年11月11日(月)
 日経平均株価は、先週末比183円04銭高の14,269円84銭でした。

◆2013年11月8日(金)
 日経平均株価は、前日末比141円64銭安の14,086円80銭でした。
 日中、円は98円台でした。

◆2013年11月7日(木)
 日経平均株価は、前日末比108円87銭安の14,228円44銭でした。
 日中、円は98円台でした。

◆2013年11月6日(水)
 日経平均株価は、前日末比111円94銭高の14,337円31銭でした。
 日中、円は98円台でした。

◆2013年11月5日(火)
 日経平均株価は、先週末比20円80銭高の14,225円37銭でした。
 日中、円は98円台でした。

◆2013年11月1日(金)
 日経平均株価は、前日末比126円37銭安の14,201円57銭でした。

◆2013年10月31日(木)
 日経平均株価は、前日末比174円41銭安の14,327円94銭でした。
 日中、円は98円台前半でした。

◆2013年10月30日(水)
 日経平均株価は、前日末比176円37銭高の14,502円35銭でした。
 日中、円は98円台前半でした。

◆2013年10月29日(火)
 日経平均株価は、前日末比70円06銭安の14,325円98銭でした。
 日中、円は97円台半ばでした。

◆2013年10月28日(月)
 日経平均株価は、先週末比307円85銭高の14,396円04銭でした。
 日中、円は97円台半ばでした。

◆2013年10月25日(金)
 日経平均株価は、前日末比398円22銭安の14,088円19銭でした。
 日中、円は97円台前半から後半は97円前後でした。

◆2013年10月24日(木)
 日経平均株価は、前日末比60円36銭高の14,486円41銭でした。
 日中、円は97円台でした。

◆2013年10月18日(金)
 日経平均株価は、前日末比24円97銭安の14,561円54銭でした。
 日中、円は98円前後でした。

◆2013年10月17日(木)
 日経平均株価は、前日末比119円37銭高の14,586円51銭でした。
 日中、円は99円から98円台半ばに上昇しました。

◆2013年10月16日(水)
 日経平均株価は、前日末比25円60銭高の14,467円14銭でした。
 日中、円は98円台半ばでした。

◆2013年10月15日(火)
 日経平均株価は、先週末比37円07銭高の14,441円54銭でした。
 日中、円は98円台後半でした。

◆2013年10月11日(金)
 日経平均株価は、4日続伸の前日比210円03銭高の14,404円47銭でした。
 日中、円は98円台半ばでした。

◆2013年10月10日(木)
 日経平均株価は、前日比156円87銭高の14,194円71銭でした。
 日中、円は97円台半ばから97円台後半に下落しました。

◆2013年10月9日(水)
 日経平均株価は、前日比143円23銭高の14,037円84銭でした。今日は上昇相場でした。
 日中、円は96円台後半から97円台前半に下落しました。

◆2013年10月8日(火)
 日経平均株価は、前日比41円29銭高の13,894円61銭でした。
 日中、円は96円台後半から97円台前半に下落しました。

◆2013年10月7日(月)
 日経平均株価は4営業日続落、先週末比170円99銭安の13,853円32銭でした。米国の影響が続いています。9月初めの株価に戻りました。まだまだ円高になりそうです。
 日中、円は97円台前半でした。

◆2013年10月4日(金)
 日経平均株価は3日続落、前日比132円94銭安の14,024円31銭でした。午前中は、14,000円を割り込みました。円高が影響しました。
 日中、円は97円台前半でした。

◆2013年10月3日(木)
 日経平均株価は前日比13円24銭安の14,157円25銭でした。円が反落したため、最終的に小幅の続落で引けました。
 日中、円は97円台前半から97円台後半に反落しました。

◆2013年10月2日(水)
 日経平均株価は前日比314円23銭安の14,170円49銭でした。米国の政府機関の閉鎖の影響を受け円が急上昇、株価は下落しました。
 日中、円は98円台から97円台前半に上昇しました。

◆2013年10月1日(火)
 昨日のダウは下落。日経平均株価は前日比28円92銭高の14,484円72銭でした。米国の新年度予算が成立せず、政府機関の閉鎖が決まりました。安倍首相が来年4月から消費税率を5%から8%に引き上げることを表明するとともに、法人税の減税を考えていることも表明しました。
 しかし、東京市場は、米国の影響を強く受けた展開でした。
 日中、円は98円台でした。

◆2013年9月30日(月)
 日経平均株価は先週末比304円27銭安の14,455円80銭でした。米国の新年度予算をめぐる与野党の対立の影響で下落しました。
 日中、円は円高で、97円台後半でした。

◆2013年9月27日(金)
 日経平均株価は前日比39円05銭安の14,760円07銭でした。利益確定売りが強く株価は下がりました。
 日中、円は円高に向かいました。98円台後半でした。

◆2013年9月26日(木)
 ダウは5営業日続落。日経平均株価は前日比178円59銭高の14,799円12銭でした。政府が法人税引き下げを検討すると伝わると円売り株買いが進みました。
 日中、円は98円台でした。

◆2013年9月25日(水)
 ダウは4営業日続落。日経平均株価は前日比112円08銭安の14,620円53銭でした。3日続落、大引け前に急に下げました。
 日中、円は98円台でした。

◆2013年9月24日(火)
 ダウは3営業日続落。昨日、東京市場は祝日のため休みでした。今日の日経平均株価は大引け間際に上昇し、先週末比9円81銭安の14,732円61銭でした。
 日中、円は98円台後半でした。

◆2013年9月20日(金)
 寄り付きは前日比より上げて始まりましたが、その後、利益確定売りが優勢となり、最終的に日経平均株価は前日比23円76銭安の14,742円42銭でした。
 日中、円は昨日より円安の99円台前半でした。

◆2013年9月19日(木)
 前日のダウは続伸。最高値を更新しました。米国の量的緩和縮小延期を受けた直後、米国株価は大幅上昇しました。これにつられて東京市場開始前にシカゴの日経平均先物も上昇しました。今日の日経平均株価は前日比260円82銭高の14,766円18銭でした。
 日中、円は昨日より円高ドル安の98円台前半でした。

◆2013年9月18日(水)
 日経平均株価は前日比193円69銭高の14,505円36銭でした。今日は、14500円台と大幅反発しました。
 日中、円は99円台前半でした。

◆2013年9月17日(火)
 昨日のダウは上昇。日経平均株価は先週末比93円00銭高の14,311円67銭でした。午前中は先週末比よりも株高でしたが、中国上海市場の下落、利益確定売りを受け、後場に下落しました。
 日中、円は99円台前半でした。

◆2013年9月13日(金)
 昨日のダウは反落。日経平均株価は前日比17円40銭高の14,404円67銭でした。今日は前日の株価を挟み、上がったり下がったりを繰り返す展開でした。今週は、前半2日間は五輪開催決定の影響で株価は上昇しましたが、その後の3日間はあまり変わらずという状況でした。
 日中、円は99円台後半でした。

◆2013年9月12日(木)
 昨日のダウは上昇。日経平均株価は前日比37円80銭安の14,387円27銭でした。利益確定売りが優勢でした。昨日と同様に、上昇の後には、必ず利益確定売りによる株価下落があるということです。
 日中、円は99円台半ばでした。

◆2013年9月11日(水)
 昨日のダウ、ナスダックは大幅続伸。朝方、円は100円台。米国のシリアへの軍事介入のリスクが後退し、世界的な株高を受けて米国株も上昇しました。昨日から朝方にかけての日経平均先物も上昇しました。それに対し、日経平均株価は前日比1円71銭高の14,425円07銭でした。朝方は株高で始まりましたが、利益確定売りが強く、最終的に昨日並みで終わりました。
 個人的には、朝8時前、今日の日経株価は右肩上がりで上昇するだろうと思っていました。確かに朝方は高めでしたが、その後は右肩下がり。短期売買であれば、寄り付きに売るのが正解でした。私が予想した今日の展開は見事に外れました。
 日中、円は100円台でした。

◆2013年9月10日(火)
 昨日のダウは大幅に反発。ナスダックは2000年9月以来の高値で終わりました。日経平均株価は前日比218円13銭高の14,423円36銭でした。8月2日以来、約1か月ぶりの高値でした。五輪開催を受けて昨日に引き続き、建設業がアップしました。
 日中、円は99円台半ばでした。

◆2013年9月9日(月)
 2020年の東京オリンピック開催が決まり、円安・ドル高から始まった今日の市場、日経平均株価は先週末比344円42銭高の14,205円23銭でした。
 日中、円は100円台から99円台半ばでした。

◆2013年9月6日(金)
 昨日のダウは上昇。朝方の為替相場(ドル円)は100円台。日経平均株価は利益確定売りが強く5日ぶりに反落し、前日比204円01銭安の13,860円81銭でした。
 日中、円は100円台から99円台後半でした。

◆2013年9月5日(木)
 昨日のダウは上昇。日経平均株価は、前日比10円95銭高の14,064円82銭でした。4日続伸です。利益確定売りによって下げる場面や、円安によって上げる展開もありましたが、最終的に前日比を上回りました。
 日中、円は99円台後半でした。

◆2013年9月4日(水)
 日経平均株価は、前日比75円43銭高の14,053円87銭でした。3日続伸です。午前中は昨日の大幅な上昇を受けた利益確定のため前日比より安く始まりましたが、午後には上昇し3週ぶりに14,000円を超えました。
 日中、円は99円台でした。

◆2013年9月3日(火)
 日経平均株価は、前日比405円52銭高の13,978円44銭でした。東証1部のほとんどの銘柄が上昇。金融銘柄が大幅上昇しました。
 日中、円は99円半ばでした。

◆2013年9月2日(月)
 日経平均株価は、先週末比184円06銭高の13,572円92銭でした。米国のシリアへの軍事介入の判断が先送りされたことも影響しているかと思います。
 日中、円は98円台でした。
 9月第1月曜日の今日(9月2日)は祝日(Labor Day)のため、米国市場は休みです。

◆2013年8月30日(金)
 日経平均株価は、前日比70円85銭安の13,388円86銭でした。朝方は前日よりも高かったものの、その後、下落しました。
 日中、円は98円台前半でした。

◆2013年8月29日(木)
 前日のダウは3営業日ぶりに上昇しました。日経平均株価は、4日ぶりに反発し、前日比121円25銭高の13,459円71銭でした。
 日中、円は97円台後半と昨日より円安でした。

◆2013年8月28日(水)
 日経平均株価は、前日比203円91銭安の13,338円46銭でした。前日のダウの下落を受けて幅広い銘柄で売りが出ました。前日と同様に米国のシリアへの軍事介入の懸念が影響しました。
 日中、円は97円前後と円高でした。

◆2013年8月27日(火)
 日経平均株価は、前日比93円91銭安の13,542円37銭でした。東証1部の売買高は今年3番目に少ない額でした。寄り付きは前日のダウの下落を受けて安値で始まりましたが、その後、上昇。午後はシリアへの軍事介入の懸念から下落しました。
 日中、円は98円前半でした。

◆2013年8月26日(月)
 日経平均株価は、先週末比24円27銭安の13,636円28銭でした。寄り付きは先週末よりも高めで始まりましたが、その後は利益確定売りが強く下落しました。
 日中、円は98円台後半でした。

◆2013年8月23日(金)
 昨日ダウが上昇。日経平均株価は大幅反発し、前日比295円38銭高の13,660円55銭でした。円安の影響で輸出株は上昇しました。14時以降は利益確定売りのためか、株価は下落しました。
 日中、円は99円前後でした。

◆2013年8月22日(木)
 日経平均株価は反落し、前日比59円16銭安の13,365円17銭でした。約2か月ぶりの安値でした。
 日中、円は98円台前半でした。
 テクニカル的に、今日は買い時です。

◆2013年8月21日(水)
 5日連続でダウが下落。日経平均株価は前日比27円95銭高の13,424円33銭でした。寄り付きは反発しましたが、アジア株式の下落を受けて、下落。午後に戻しました。
 日中、円は97円台でした。

◆2013年8月20日(火)
 4日連続でダウが下落。日経平均株価は前日比361円75銭安の13,396円38銭でした。2か月ぶりの安値になりました。
 日中、円は97円台でした。

◆2013年8月19日(月)
 先週末、3日連続でダウが下落しましたが、週明けの今日の日経平均株価は3営業日ぶりに反発し、先週末比108円02銭高の13,758円13銭でした。東証1部の売買高は今年最低でした。
 日中、円は97円台でした。

◆2013年8月16日(金)
 2日連続でダウが下落しました。今日の日経平均株価は前日比102円83銭安の13,650円11銭でした。
 日中、円は97円台でした。

◆2013年8月15日(木)
 終戦記念日の今日、日経平均株価は前日比297円22銭安の13,752円94銭でした。11時過ぎに麻生太郎財務相が「今の段階で法人税率を引き下げるということは、直ちに効果があるというのは少ないと思っている」と発言したことで、法人税減税に期待する市場に反する発言であることから、日経平均株価は下落しました。
 日中、円は98円前半から97円後半でした。

◆2013年8月14日(水)
 日経平均株価は前日比183円16銭高の14,050円16銭でした。寄り付き後から下落傾向を示し、13時過ぎに上昇に転じました。最終的に、約1週間ぶりに14000円を超えました。
 日中、円は98円を挟む展開でした。

◆2013年8月13日(火)
 日経平均株価は前日比347円57銭高の13,867円00銭でした。昨日より円安になったため株価も上昇しました。安倍首相が法人税の引き下げ検討を指示したとの報道が影響したと考えられます。
 日中、円は97円台前半でした。

◆2013年8月12日(月)
 日経平均株価は先週末比95円76銭安の13,519円43銭でした。
 日中、円は96円台でした。

◆2013年8月9日(金)
 日経平均株価は前日比9円63銭高の13,615円19銭でした。前日までの大幅下落の反発で、やや上昇しました。
 日中、円は96円台半ばでした。

◆2013年8月8日(木)
 日経平均株価は前日比219円38銭安の13,605円56銭でした。円高の影響で下落が続いています。
 日中、円は96円台半ばでした。

◆2013年8月7日(水)
 日経平均株価は前日比576円12銭安の13,824円94銭で、今年4番目の下げ幅でした。円高の影響を受けた売り相場でした。
 日中、円は97円前半でした。

◆2013年8月6日(火)
 日経平均株価は前日比143円02銭高の14,401円06銭でした。前場は97円台と円高の影響で下げて始まりましたが、後場から上昇し、最終的に前日比を上回りました。
 日中、円は98円を挟んだ展開でした。

◆2013年8月5日(月)
 日経平均株価は前週末比208円12銭安の14,258円04銭でした。3営業日ぶりの反落です。
 日中、円は99円から98円半ばに円高になりました。

◆2013年8月2日(金)
 前日のダウは上昇。日経平均株価は大幅に続伸し、終値は前日比460円34銭高の14,466円16銭でした。
 日中、円は99円半ばでした。

◆2013年8月1日(木)
 前日のダウは下落しましたが、ナスダックは上昇しました。日経平均株価は反発し、終値は前日比337円45銭高の14,005円77銭と4営業日ぶりに14000円台に戻りました。前日大引け後に4月〜6月期の大幅増益を発表した三菱UFJやみずほFG等が上昇しました。
 日中、円は97円後半から98円前半へと円安傾向でした。

◆2013年7月31日(水)
 前日のダウは下落。日経平均株価は、反落し終値は前日比201円50銭安の13,668円32銭でした。
 日中、円は98円前後と昨日より円高でした。

◆2013年7月30日(火)
 前日のダウは下落。朝方の日経平均先物も下落しましたが、日中、日経平均株価は、久しぶりに上昇に転じました。終値は前日比208円69銭高の13,869円82銭でした。上海株も上昇。
 日中、円はドル買いの影響で98円台でした。

◆2013年7月29日(月)
 日経平均株価は、先週に引き続き4日連続の続落で前週末比468円85銭安の13,661円13銭でした。このところ、株価は上昇していたため、調整に入ったものと思われます。
 日中、円は97円台でした。
 個人的には大引け直前(下限)で買いを入れました。

◆2013年7月26日(金)
 日経平均株価は、3日連続の続落で前日比432円95銭安の14,129円98銭でした。1か月半ぶりの大幅続落。円が上昇し、企業決算発表が近づき業績警戒感から売りが優勢でした。
 円は98円台に上昇しました。

◆2013年7月25日(木)
 日経平均株価は、前日比168円35銭安の14,562円93銭でした。
 日中、円が100円台から99円台後半に上昇、上海株の下落により、輸出関連株価は下落しました。

◆2013年7月23日(火)
 日経平均株価の終値は、前日比120円47銭高の14,778円51銭でした。
 また、円は昨日より円高の99円半ばでした。
 昨日に引き続き、しばらく様子見です。

◆2013年7月22日(月)
 日経平均株価は、寄り付きは利益確定売りが強く下落しましたが、午後に上昇しました。終値は前週末比68円13銭高の14,658円04銭でした。
 日中の円は100円前後でした。
 個人的には、しばらく様子見のつもりだったので、今日は取引等、何もしませんでした。

◆2013年7月19日(金)
 日経平均株価は、6営業日ぶりに下落しました。終値は前日比218円59銭安の14,589円91銭でした。
 利益確定売りが強く、10時過ぎに急激に下落しました。
 日中の円は100円前後でした。
 1週間ぶりの日記の更新です。週末の参議院選挙、米国の株価の上昇から、今日は買いどきと判断し、株を購入しました。

◆2013年7月11日(木)
 今日の日経平均株価は、前日比55円98銭高の14,472円58銭でした。
 日中の円は98円台。円高の影響で、輸出関連株が下落しました。

◆2013年7月10日(水)
 今日の日経平均株価は、前日比56円30銭安の14,416円60銭でした。
 寄り付きは上げましたが、売りが強く下落しました。
 個人的には、持ち株に所定の利益が出たため、利益確定売りしました。

◆2013年7月9日(火)
 ダウの上昇を受け、予想どおり日経平均株価は大幅反発しました。終値は前日比363円56銭高の14,472円90銭でした。
 日中の円は101円台でした。

◆2013年7月8日(月)
 101円台の円安と先週末の米国雇用統計の影響で、東京株式市場は先週比より上昇して始まりました。その後、中国市場が軟調のため下落。終値は、前週末比200円63銭安の14,109円34銭でした。
 取引前に個人的には、朝方の寄り付きは利益確定売りで高値から下降し、その後、上昇するだろうと予想していましたが、中国市場の影響を受けて、予想に反し株価は、ずっと右肩下がりでした。

◆2013年7月6日(土)
 5日発表の米国雇用統計で6月の非農業部門の雇用者数は前月比195,000人増加しました。市場予想の160,000人増を上回ったため、ドルが買われ(円が下落し)、ニューヨーク相場も上昇しました。

◆2013年7月5日(金)
 日経平均株価は大幅に反発し、前日比291円4銭高の14,309円97銭で引けました。前日の米国市場は休みでしたが、今朝のダウは上昇しましたが、欧州株式相場の上昇と円安を受けて上昇しました。
 日中の円は101円台前半でした。

◆2013年7月4日(木)
 日経平均株価は小幅続落し、前日比36円63銭安の14,018円93銭で引けました。今朝のダウは上昇しましたが、4日は米国市場が独立記念日で休みのため、著者もそうですが、今日は売買を見送る投資家が多かったようです。
 日中の円は99円台後半でした。

◆2013年7月3日(水)
 日経平均株価は、5営業日ぶりに反落しました。取引開始直後は高めでしたが、その後、利益確定売りが優勢になり下落しました。終値は前日比43円18銭安の14,055円56銭でした。
 日中の円は100円台半ばでした。
 ここ数日間、急に上昇したため、寄り付き利益確定売りが正解でした。個人的には、今週月曜日に入手した株が所定の利益を出したため、手じまいました。

◆2013年7月2日(火)
 日経平均株価は、ダウの上昇や日経平均先物の上昇、円安の影響を受け、4日連続で上昇しました。終値は前日比246円24銭高の14,098円74銭でした。14,000円を超えました。
 日中の円は99円台半ばの円安でした。

◆2013年7月1日(月)
 日経平均株価は、3日連続で上昇しました。終値は前週比175円18銭高の13,852円50銭でした。約1か月ぶりの高値水準です。
 日中の円は99円台と前週よりも円安でした。

◆2013年6月28日(金)
 6月最後になる今日の東京株式市場は、ダウの上昇もあり、日経平均株価は前日比463円77銭高の13,677円32銭という大幅な上昇、上げ幅は今年3番目の大きさで引けました。
 日中の円は98円台と円安でした。
 個人的に今日、予定の利益を確保するため、株を手じまい売りしました。また、来月から新たに銘柄を選別し購入する予定です。

◆2013年6月27日(木)
 今日の東京株式市場は、ダウの上昇、中国株の上昇を受けて4営業日ぶりに反発し、日経平均株価は379円54銭高の13,213円55銭と、上げ幅は今年5番目の大きさでした。木曜日のジンクスの呪縛から解放されました。
 日中、円は97円台後半でした。

◆2013年6月26日(水)
 今日の東京株式市場は、ダウの上昇を受け寄り付きは前日よりも高めでしたが、その後、今日も中国株の影響で下落。他のアジア各国が皆上昇する中で、上海と日本株は下落しました。
 日経平均株価は135円33銭安の12,834円01銭でした。東京市場は、今週、中国株の影響を受けた展開になっています。
 円相場は日中97円台でした。
 値ごろ感から、個人的に株を購入しました。ここのところ、木曜日は株価が下落するというジンクスがありますが、明日はどうなるでしょうか。

◆2013年6月25日(火)
 今日の東京株式市場は、午前中はやや上昇、午後は中国株安の影響を受けて下落し、13,000円を割り、12,758円まで下落しました。大引け前の14:40頃から中国株の上昇を受けて株価は急に上昇し、最終的に日経平均株価は93円44銭安の12,969円34銭でした。
 今日は中国株の影響(下落/上昇)を強く受けた日でした。
 なお、円は昨日より上げて日中97円台でした。

◆2013年6月24日(月)
 今日の東京株式市場は、東京都議会議員選挙で与党自民党が圧勝したことや、円安(98円台)の影響を受けて上昇するだろうと、朝方は予想していました。しかし、寄り付きは予想通り上昇で始まりましたが、その後は下落に転じ、最終的には、前週末比167円35銭安の13,062円78銭で取引を終えました。
 アジアの他の市場が下落したこと、利益確定売りが多かったことが影響したようです。今日の売買高は今年最低だったとのことでした。

◆2013年6月21日(金)
 ダウの下落を受けて日経平均株価は寄り付きに大きく下げましたが、円安の影響もあり、その後上昇、結局、前日比215円55銭高の13,230円13銭で引けました。
 昨日の終わりの時点で円安に向かっていたため、個人的には寄り付きから上昇すると思っていましたが、ダウを含め世界的な株価の下落により日経平均先物の下落に引きずられ、寄り付きは大幅な下落から始まりました。しかし、午後からは円安の影響により、予想通り日経平均株価は上昇しました。
 世界の株式市場は市場の縮小(お金の流出)を嫌い株価が下落する中、日本の市場は円安によって上昇しました。

◆2013年6月20日(木)
 19日の米連邦公開市場委員会後の会見で、バーナンキFRB議長が量的緩和政策の縮小(資産購入を縮小)について具体的に言及したことにともない、今日のアジア各国の株式市場は全面安でした。
 ダウも下がり、日経平均株価は前日比230円64銭安の13,014円58銭で引けました。
 今日は、円が日中97円台に大幅下落。18時現在では98円台と急激に円安方向に向かっています。
 円安に向かっているため、明日は株価の上昇が期待されます。

◆2013年6月19日(水)
 ダウの上昇、円安の影響もあり、日経平均株価は、237円94銭高の13,245円22銭でした。

◆2013年6月18日(火)
 日経平均株価は、25円85銭安の13,007円28銭でした。
 米連邦公開市場委員会(FOMC)が18日〜19日にあるため、その様子を見る雰囲気が強く、売買高は今年最低の24億3480万株でした。

◆2013年6月17日(月)
 日経平均株価は、346円60銭高の13,033円12銭でした。3日ぶりに13,000円台になりました。
 寄り付きは円の上昇によって株価は下落しましたが、その後、値ごろ感から上昇しました。

◆2013年6月14日(金)
 ダウの上昇もあり、日経平均株価は4日ぶりに反発して、前日比241円14銭高の12,686円52銭で引けました。
 前日の下落の反動で、買戻しが先行しました。
 輸出関連株は、午前中は値上がりしていましたが、結局終値は横ばい。不動産株は大幅値上がり。メガバンクは寄り付きは高値でその後、下落。最終的には値下がりしました。

◆2013年6月13日(木)
 ダウの下落と、円が93円台に上昇したため、日経平均株価は前日比843円94銭安の12,445円38銭と大幅に下落しました。
 これは、4月3日以来の約2か月ぶりの安値で、下げ幅・下落率ともに今年2番目の大きさでした。
 また、アジア株は全面安となりました。

◆2013年6月12日(水)
 朝方のダウの下落と96円台という円高のため、日経平均株価は前日比28円30銭安の13,289円32銭で取引を終えました。
 朝方1ドル95円台になったことを受けて、輸出関連株が売られました。また、3メガバンクも下落しました。反対に電力株が上昇しました。

◆2013年6月11日(火)
 朝方のダウはほぼ横ばい(少しだけ下落)で終わりました。円相場は1ドル98円台。
 日経平均株価は、前日比196円58銭安の13,317円62銭で引けました。

◆2013年6月10日(月)
 本日の東京株式市場は大幅高の展開。日経平均株価は636円67銭高の13,514円20銭で、4年8カ月ぶりの上げ幅を記録しました。
 円相場も98円台と円安になり、輸出株が上昇しました。

◆2013年6月8日(土)
 米労働省が7日発表した5月雇用統計の結果、非農業部門の雇用者は前月から17.5万人増加しました。これを受け、円は94円台に上昇しましたが、その後、急激に97円台後半に下落しました。
 この日のダウは上昇。また、日経先物も上昇しました。円相場と日経先物(大証)の結果を掲載します。
 この結果、週明けの日経平均株価は上昇しそうです。

◆2013年6月7日(金)
 日経平均株価は、円高の影響で続落。午後に徐々に上昇し、12,877円53銭(前日比26円49銭安)で取引を終えました。
 取引中、円相場が95円半ばまで上昇したため、自動車銘柄は下落(ホンダ4%安)しました。

◆2013年6月6日(木)
 早朝のダウの大幅下落、そして円高の影響で日経平均株価は昨日に引き続き下落し、前日比110円85銭安の12,904円02銭で引けました。
 約2カ月ぶりに13,000円を割りました。
 寄り付きから10時まで上昇しましたが、その後は下降しました。

◆2013年6月5日(水)
 日経平均株価は再び大幅に下落しました。
 以下に、日経QUICKニュースの記事を引用します。
 【早朝】
・米国株、反落 ダウ76ドル安 量的金融緩和策の縮小を警戒
・ダウ平均の日中変動幅、10日連続で100ドル超す
・NY円、反落 1ドル=100円00〜10銭で終了
 市場では「ダウ平均は反落したが、シカゴ市場の日経平均先物の清算値は4日終値を上回っており、日本株を大きく売り込む動きにはなりにくい。きょうの日経平均は前日終値をはさんだもみ合い」との声
【午前9時前】
・東京市場の円相場、小反発し1ドル=100円台前半で始まる
・SGX日経平均先物、1万3540円で始まる。日経平均の4日終値1万3533円をわずかに上回る
・円、下げに転じる
【午前9時台】
・日経平均、続伸で始まる
・ファストリが買い気配で始まる、日立・三菱重も買い先行
・日経平均、下げに転じる(9時9分ごろ)
・日経平均、下げ幅100円超える(9時19分ごろ)
 前日の大幅高で自動車など主力株に利益確定目的の売りが先行
【午前10時台】
・円、1ドル=100円台前半でもみ合い
・日経平均、下げ渋って1万3500円近辺でもみ合う
・豪1〜3月GDP発表、市場予想下回る(10時30分)
・豪ドル、対円、対ドルで売られる
【午前11時台】
・日経平均、午前は小幅反落 34円安の1万3499円で取引終了
 市場では「前日に一時1万3000円付近まで下げ、そろそろ底入れの株価水準とみている。午後も落ち着いた値動きなら、投資家の不安心理も後退するだろう」との声
【午後0時台】
・安倍首相が都内で講演 「経済政策の本丸は3本目の矢である成長戦略」などと表明
・円が売られ、1ドル=100円台半ばに(0時33分ごろ)
・日経平均、上げ幅100円超える(0時33分ごろ)
・円、再び1ドル=99円台に上昇(0時57分ごろ)
【午後1時台】
・日経平均、再び下げに転じる。下げ幅が100円超える(1時14分ごろ)
・円が上げ幅拡大、対ドルで99円台半ばに迫る、対ユーロで130円台半ば(1時16分ごろ)
・日経平均、下げ幅200円超える(1時17分ごろ)
・債券先物6月物、上げ幅を拡大
【午後2時台】
・日経平均、下げ幅300円超える(2時11分ごろ)
・電力株が軒並み急落、成長戦略に原発再稼働の言及なく
 株価指数先物への売り圧力が急速に高まる。市場では「安倍晋三首相が講演で表明した成長戦略は、事前に期待された政策に踏み込んでおらず失望が広がった」との声
・日経平均、下げ幅400円超える(2時36分ごろ)
・日経平均、下げ幅500円超える(2時39分ごろ)
・日経平均がきょうの安値1万3011円を付ける(2時39分)
 市場では成長戦略の発表をきっかけに、「債券先物買い・株式先物売りの持ち高を膨らませる動きが出ている」との声
【午後3時台】
・日経平均、518円安の1万3014円で取引終了
・日経平均、下げ幅は今年3番目の大きさ、約2カ月ぶりの安値
・トヨタの時価総額が20兆円割れ、約1カ月ぶり
・日経平均VI(ボラティリティー・インデックス)が2週間ぶり高水準、一段安への警戒感を示唆

◆2013年6月4日(火)
 昨日のダウは反発しましたが、円高(99円半ば)を受けて、日経平均株価は輸出関連銘柄の売りが先行して始まりました。急落といってよいでしょう。
 その後反発し、最終的には大幅増の271円84銭高の13,533円76銭で終えました。
 日銀の金融緩和政策への期待感から、銀行株と不動産株が買われました。

◆2013年6月3日(月)
 先週末のダウの下落や円高(100円半ば)の影響により、日経平均株価は512円72銭安の13,261円82銭で取引を終えました。下げ幅は、今年3番目の大きさで、すべての業種で下落しました。
 寄り付きの13,550円程度から下降し、10時に13,400を下回ったのを機に、急に13,500円を超える上昇に転じました。しかし、その後、下降、上昇、下降を繰り返し13,460円程度で午前は引けました。午後は徐々に下落し13,261円で終了しました。
 今日は、各国の株式市場(カナダ、米国は開始前のため不明)で下落しています。
 明日の株式市場では反発買いがでるか、更なる下落になるのか。明日に向けての円相場がキーになる(円高→株安。円安→株高)と思われます。
 株価は今年の4月半ばの水準まで戻りましたが、各企業の業績は上向き傾向のため、長い目でみれば、何れは反発・上昇するでしょう。

◆2013年5月31日(金)
 日経先物の上昇により、日経平均株価は朝方10時頃までは上昇、その後下降しました。午後になって上昇しましたが、大引け7分前から急激に下降しました。最終的に+185円51銭の13,774円54銭で取引を終えました。
 これまで下げていた不動産が反発買いで上昇、自動車株は終日軟調でした。

◆2013年5月30日(木)
 今日の東京市場はダウの下落、円高、そして日経平均先物の下落を受けて、市場が明ける前から下がるだろうと、誰もが予想したのではないでしょうか。
 実際に株価は下落したのですが、その下げ幅が予想以上に大きかったです。
 以下に、日経QUICKニュースの記事を引用します。
【早朝】
・米国株、反落 ダウ106ドル安 量的金融緩和の早期縮小を警戒
・NY円、反発 1ドル=101円10〜20銭で終了
・米恐怖指数VIX、1カ月半ぶり高水準
 市場では「米国株安・円高を受けて東京市場でも売り先行で始まりそうだ。日経平均は1万4000円を下回る可能性が高い」との声
【午前9時前】
・円、1ドル=100円台に上昇
・シンガポール市場のSGX日経平均先物、210円安の1万3985円で始まる
【午前9時台】
・日経平均、反落で始まる。下げ幅200円超える
・トヨタやキヤノンが売り先行で始まる
・日経平均、1万4000円下回る 下げ幅300円超(9時3分)
・日経平均、下げ幅400円超える(9時4分)
・円、一時1ドル100円台に上げ幅拡大
・ファストリ、下落率5%を超える
【午前10時台】
・円、1ドル=101円台に伸び悩み、株価の下げ一服で
・日経平均、1万4000円台にやや下げ渋る 円上昇一服で
【午前11時台】
・日経平均、午前は393円安の1万3932円で取引終了
 市場では「日本株安の背景にあるのは米量的緩和の早期縮小観測。ファンドなどの買いで積み上がった株価指数先物の持ち高を整理するための売りはしばらく続きそうだ」との声
【午後0時台】
・日経平均、下げ幅450円と一段安 前場の安値下回る
・日経平均下げ幅、500円超える(12時44分)
【午後2時台】
・日経平均、下げ幅600円超える 1万3700円前半に下落(2時17分)
・日経平均、下げ幅700円超える(2時24分)
 市場では「不安定な相場展開が続いており、大引けにかけて一段安になると見込んだ売りが株価指数先物に出ている」との声
【午後3時台】
・日経平均、737円安の1万3589円で取引終了
・日経平均、下げ幅は今年2番目の大きさ、終値は約1カ月ぶりの安値
 市場では「日銀の異次元緩和による景気回復シナリオに懐疑的な見方が出ている。日本株はまだ調整途上で、異次元緩和導入前の水準である1万2000円台まで下げる可能性がある」との声
・甘利経財相、株価急落について「国内外の状況落ち着けば安定基調に」「一喜一憂せず政策に取り組むことが大事」と発言

◆2013年5月29日(水)
 早朝、昨日のニューヨーク市場の上昇、円安、日経先物の取引状況から、今日の相場は上がると予想しました。
 具体的には、寄り付きは昨日の終値よりも高く、その後、利益確定売りのため下降。そして、徐々に上昇すると予想しました。持ち株を売るのであれば、寄り付きだと。
 実際には、寄り付きの状況は予想どおりでしたが、その後は株価は、それほど上昇しませんでした。寄り付きから50分かけて下降し、その後は変化なし。午後には円安を受けてやや上昇しましたが、大引け直前に急激な下落。
 結局、14円高で終わりました。

◆2013年5月28日(火)
 日経平均株価は、寄り付きは日経先物(夜間取引)に先行され昨日よりも下落しましたが、その後、円相場が円安に向かったことや、値ごろ感からか、株価が上昇しました。
 最終的に日経平均株価は、14,311円98銭の1.20%高でした。
 大引け15分前でトヨタ株が6%高と上昇し、その後売りが勝って下落しました。トヨタ株は最終的に290円高(4.90%)で引けました。
 トヨタ株の上昇は、本日9時以降からの円安傾向に引っ張られたといえるでしょう。(昨日までは円高に向かっていました。)
 27日(月)はメモリアルデーのため、ニューヨーク市場は休みでした。
 このところ、日経先物の売り買いが増加しており、結果として、今日の寄り付きは先物に先導されて始まりました。著者は、東京株式市場が開く前の円相場が円高に向かていたため、先物の結果と円高の結果から、取引開始前は今日も株価が下落すると予想しました。予想どおり、寄り付きは下落からスタートしましたが、その後、急激に円安に向かったため、輸出株が上昇し、全体として株価が上昇したと思われます。

◆2013年5月27日(月)
 東京市場の日経平均株価の前場は、前週比500円の下落、大引けは、14,142円65銭と前週比469円80銭下落。下げ幅、下落率ともに今年2番目の大きさでした。
 円相場も1ドル101円を下回る円高に。
 株式の大幅な下落が3営業日続きました。

◆2013年5月25日(土)
 24日のシカゴ市場の日経平均先物の終値が14,305円で、大証の日経平均先物より305円安く終えました。これを受け、週明けの株式市場の株価は下がると予想されます。

◆2013年5月24日(金)
 昨日に引き続き、東京株式市場は、昨日に引き続き高値と安値の差が1,025円と1,000円を超える結果になりました。午前中は前日に1,100円以上下げた反動があり、15,000円台になりましたが、午後は、前日に引き続き14,000台を下回りました。13時45分の最安値から急に上昇に転じ、終値は14,612円45銭(前日比128円47銭上昇)でした。
 昨日の下落がまだ尾を引いているのか、乱高下の激しい日でした。

◆2013年5月23日(木)
 今日の東京株式市場は、前日比1143円28銭(7.32%)安の1万4483円98銭と急落しました。前日比の下落率は歴代10位とのこと。
 午前中は5年5カ月ぶりに1万5900円台に上昇しましたが、中国の製造業購買担当者景気指数の悪化を受けて、利益確定売りが強く、前引け前に急落しました。
 前日までの高騰に対する調整といえるでしょう。

◆2013年5月22日(水)
 本日の日経新聞朝刊に以下の記事が掲載されていました。(以下、抜粋)
 −−−−−
 20代は安倍相場に焦らず「次」狙え ▼マネー→年金・保険・税→20代から始める バラ色老後のデザイン術
 日経平均株価が5年4カ月ぶりに1万5000円台を回復した。株相場の活況を伝えるニュースを読み、株式投資に興味を持ち始めた若い世代も多いかもしれない。今から投資を始めることはチャンスでもある半面、注意すべき点もある、と消費生活アドバイザーの山崎俊輔氏は説く。
 山崎氏によると、アベノミクス相場で資産を増やした人には3つの特徴がある。(1)実際に投資し、上昇相場がきたときにすぐ乗れるようにしていた(2)お金をため、いつでも投資できる資金を用意していた(3)投資について学び、実際の投資を通じて成功・失敗体験をしていた――。
 投資における勝負の半分以上は、相場が「上がる前」に準備できているかどうかにかかっている。上げ相場は人生で何度でもやってくる。次に株高の波が来たときにその恩恵にあずかれるよう、今はまず少額でチャレンジして投資経験を積んではどうかと、山崎氏は提案している。
 −−−−−
 確かに株式投資には準備が必要です。しかし、次を狙うよりも、今を考えたほうがよいというのが私の考えです。
 投稿者は、上昇した後だから、このようなことがいえるのでしょう。
 株投資している間は、上昇するのか下落するのかわからないというのが正直なところです。「上昇相場がきた」という明確な判断はありません。相場が上がる前に準備できているかということも、そのときはわからないものです。
 確かに長期間株を保有していれば儲かったでしょう。しかし、株を長期間保有するということは、それだけリスクを負うことになります。たまたま、今回は急な下落がなかっただけです。
 確かに、下がった株価は、何れは上がります。それは、5年先か、10年先かはわかりません。(今回は5年でしたが・・・。)。
 「上がる前」に準備できているかというよりも、日々、売り買いしていたかということが、「儲けることができた」か、「そうでなかった」かの違いといえるでしょう。

◆2013年5月20日(月)
 日経平均は高値を更新。
 円安の影響で、輸出業株は好調。
 トヨタとホンダ等が5年ぶりの高値。逆に不動産株が安い。

◆2013年5月16日(木)
 昨日株価が上昇したため、今日は利益確定売りの展開。
 日経平均株価は、寄り付きは昨日より高値。しかし、その後、下落傾向。大手銀行の株価は、昨日の値上げ分、元に戻ってしまいました。
 それに比べ自動車株は、円安の影響か、今日も上昇。

◆2013年5月15日(水)
 ここ数年間は、日記を書く時間も惜しいほど忙しい毎日を過ごしている。
 とはいえ、日本時間の今朝、米ダウが上昇したので、久しぶりに日記を書くことにしました。
 みなさん、儲けていますか?
 今朝は、米ダウは最高に。円は安値に。ということで、「今日の相場は自動車等の輸出銘柄が上昇しそうだ。」と早朝に株傾向を予想しました。
 結果は、予想通りかなり上昇し、日経平均株価は久しぶりに15,000円を突破。
 不動産、建設関連銘柄等、幅広い銘柄が下落しましたが、なぜか平均株価が上昇。大手銀行も上昇。
 まだまだ上昇相場は続くようだ。

サイトの特徴
このサイトは、株で儲ける方法について掲載しています。
免責事項
株式トレードは、自身の責任で行ってください。当サイトを利用したことによる何らかのトラブルや損失・損害等につきましては一切責任を問わないものとします。